ほのぼのおやじんのひとり言

保育園に務めている経験を生かして、保護者支援や子育てについてのブログをメインにアップしていきます!

こどもの『試し行動』について~こどもの心理と向き合い方について~

みなさんこんにちは(´▽`*)

こんにちはほのぼのおやじんです。

 

毎日の子育ての中でこどもが

 

・わざと物を投げる

・わざと物を落とす、こぼす。

・わざと相手をたたく、噛みつく

・わがままを繰り返す

・大人の様子を見ながら逃げる

 

などの行動を起こしてしまうと、『なぜ?どうして?』と思ってしまいますよね。

また、何度も繰り返されることで、私たちは大変困ってしまいます。

 

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実は、これらのこどもの行動は『試し行動』かもしれません。

そこで今回は、こどもの『試し行動』についてのこどもの心理や、向き合い方についてお話ししていきます。 

試し行動とは

 

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『試し行動』とは、『自分のことを受け止めてくれるのか』『自分にどれくらい愛情があるのか』『こんなことをしても受け入れてくれるのか』を試すために、悪いこととわかっていながら、ネガティブな行動を取っておとなの様子を見る、こどもの愛情確認行動です。

 

試し行動の例としてもう一度紹介しますが

 

・わざと物を投げる

・わざと物を落とす、こぼす。

・わざと相手をたたく、噛みつく

・わがままを繰り返す

・大人の様子を見ながら逃げる

 

などなど

 

『赤ちゃん返り』や『イヤイヤ期』と混同してわからないと感じるかと思いますが、

 

試し行動を行っているときのこどもの姿は

 

◆重要ポイント!!◆

・『悪いこと』とわかっていながら『わざと』行動しているか

・おとなの顔色をうかがっているか

 

という2つのポイントが重要になります。

 

試し行動を行うこどもの要因

 

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こどもの試し行動が続くと、どうしてよいのかわからず不安になり『こどもに向き合えていないのか』『こどもへの愛情不足ではないのか』『私のことが嫌いなのか』など、ネガティブにとらえ、悩んでしまうことも多いことでしょう。

試し行動について調べてみると『虐待を受けたこどもはおとなを信頼していない』ことについて最初に説明されていることもありますが、すべてがそうではありません。

 

こどものなかで

 

・こどもの生活環境が変わった

例)保育園の担任が変わった、入園した、引っ越しした、家族が増えたなど

 

・おとなの生活環境が変わった

例)残業が増えた、転職したなど

 

・こどものなかで叱られることが増えた

例)いつも叱られてばかりで認めてもらえない

 

・虐待を受けていておとなを信頼できない

 

などのさまざまな要因がありますが、こどもの試し行動は『あなたの愛情が変わらないものであることを確かめたい』という思いが行動にあらわれています。

つまり、試し行動は信頼関係を確かなものにするための第一歩なのです。

 

◆必要以上に落ち込まなくても大丈夫!!◆

ポイントは

試し行動をすること=愛情不足、または虐待とは限りません。

『試し行動』を行うこどもの背景には様々な要因がありますので、落ち込むのではなく正しい対処で乗り越えていくことが大切になります。

 

※現在『子育て中』で、このブログを読んでいるあなたは、こどもに関心があり、こどものことで悩んでいるからですよね。

決して『極端な愛情不足』や『虐待』ではありませんので、必要以上に悩まなくて大丈夫ですよ。

 

試し行動を行うこどもの心理

 

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先ほどは、試し行動を行うこどもの要因についてお話してきましたが、次は、試し行動を行うこどもの心理についてお話ししていきます。

 

環境の変化への不安から

 

こどもの環境の変化で、保育園の担任が変わった、入園した、引っ越しした、家族が増えたなどで試し行動が見られることがあります。

また、おとなの環境の変化、残業が増えた、転職したなどに対しても、こどもは、いつもそばにいてくれるおとながいなくなったことや、おとなの疲れた姿、不安な言動などを見て、敏感に受取り不安になってしまいます。

 

おとなの愛情を確認したい

 

こどもは身近な大人の愛情を確認したいときに試し行動はあらわれます。

 

その背景には、子どもが抱える不安や、大人に対する不信感があります。ただし、それはとてつもなく大きな不安や、絶対的な不信感というわけではありません。

 

例えば、叱られたあとや、残業続きで構ってもらえなくなった時に、こどもは『あれ?僕(私)のことを見てくれなくなった』『僕(私)のことが嫌いになった?』考えてしまいます。

これって、おとなの恋愛関係の間でも見られますよね。

こどもも同じです。

大好きなおとなの愛情を『一番』に向けてもらいたいものなのです。

 

気を引くための方法がわからない

 

こどもは、おとなの気を引きたい、認めてもらいたいという欲求から注目されようとするのですが、こどもの場合、うまく相手の注意を引く手段が見つからないことがあります。

そういった場合に、こどもは『悪い』とわかっていることを『わざと』行うことで、おとなの気を引こうとしているケースもあります。

気を引くために取るべきポジティブな行動がわからずに、手っ取り早いネガティブ行動で注意を向けようとしていることが考えられます。

 

こどもにとって『認められていない』『相手にされていない』状態よりは、叱られてでも注目されている方がよいと考えてしまうからです。

 

虐待を受けている(受けた)ケース

 

信じがたいことではありますが、この世の中虐待を受けている(受けた)こどもはいます。

虐待を受けているこどもは、『自分は嫌われているから』と受け取り、まわりのおとなに愛されているのかを確認するためにあえて悪いことをしてしまいます。

 

虐待によるこどもの『試し行動』は幼少期の一時期の『試し行動』とは違うという理解が必要です。

おとなになっても試し行動をしてしまう場合を考えたときに、こどもの時に虐待を受けていたという人もいるのも事実です。

 

『試し行動』=虐待と即座に考えることは尚早ですが、こどもの身体に不自然な外傷が複数ある、毎日同じ服を着ている、異性に必要以上におびえるなど、虐待の可能性がある場合には、こどもの安全を守るために、必要な措置をとる必要があります。

 

試し行動への向き合い方とポイント

 

では実際にこどもが試し行動を行った時に、どのように向き合っていく必要があるのかについてお話しします。

  

叱る時は突き放さず、愛情を根気よく伝えることです。

 

また、やってよいことと悪いこととの区別ははっきりとつけるようにしましょう。

 たとえそれが、心の傷によって起こされた試し行動だとしても根気よく『どうしてダメなのか』を伝えていく必要があります。

こどもたちが試し行動をする時には、その行動が『悪いことだ』と把握しています。

 

おとながうんざりしてしまい、叱るべきところできちんと叱らなければ、こどもたちは『してはいけないこと』なのか『してよいことなのか』の判断ができなくなってしまいます。

 

ここで注意するポイントは

叱ることと、怒ることを混同させないようにしてください。

怒るということは、自分の感情に任せて、自分の言いたいように言葉を放ってしまいます。

 

そうなると、こどもは相手の気持ちを理解する前に恐怖で委縮してしまいます。

一見言うことを聞いているように見えますが、実は『怖くて従っているだけ』ということになります。

 

また、こどもを突き放すような言葉や態度は示さないように注意してください。

 

・「そんなことをする子は嫌い」

 

・「そんなことをする子は知りません。もう勝手にしなさい!置いていくからね」など疎外感を与える対応をする

 

・うんざりした態度をとる、無視するなど

 

子どもと向き合わないなどの言葉や態度はこどもの自己肯定感を下げてしまい、こどもはますます不安になってしまいます。

 

大切なことは、こどもの行ってしまった『過去』を感情に任せて怒るのではなくこどものこれからの『未来』を願って

 

・「○○されると悲しい気持ちになるよ」

 

・「なので○○はしてほしくないな」

 

など、相手のことを一番に考えながら叱ったうえで

 

・「逆に○○してくれると嬉しい気持ちになるよ」

 

・「○○ちゃんがわざとやっていることはわかっているよ」

 

・「そういうことをしなくても○○ちゃんのことはしっかりと見ているし大好きだよ。大丈夫だよ」

など

 

叱った後には叱りっぱなしでこどもを突き放さずに『こどものことを見ている』ことや『言葉で愛情を伝える』ことが大切です。

その時に言葉だけでなく、『手を握る』『抱きしめる』などの行為を行うと、こどもは更に安心します。

 

まとめ

 

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愛情を求める量はこども一人ひとり違います。

相手になかなか伝わらないのはとてもつらく、不安になってしまいますよね。

 

しかし、こどもに全く伝わっていないということはありません。

試し行動を行っているこどももまた『苦しく』もあり『つらい』気持ちなのです。

根気よく、こどもを信じて愛情を伝えていくことが大切です。

 

 

最後に、毎日のあわただしい日常の中で

 

・試し行動をするこどもの『つらい』『苦しい』心もわかってあげたうえで受け入れてあげたくてもできない!!

 

・言われていることはわかっているけれど気持ちに余裕がない!!

 

・いろいろなことを試したけれど、全く伝わらない。もうどうして良いかわからない!!

 

そう思うときが必ずあります。

 

そんなときは一人で抱え込まず周りに頼ってください。

まずは、両親や友達でも構いません。

 

その後で構いませんので、近くの専門機関へ気軽に相談してください。

もちろん保育園にも気軽に相談してください。

 

相談をしていく中で、実は『試し行動だと思っていたけれど発達障害が原因になっていた』というケースもあります。

専門機関への相談を通して、おとなとこども双方の思いに、深く寄り添うことが可能になります。

 

 

子育てを行う上で大切なことは、

 

『一人で抱え込まないこと』

『完璧に行わなければならないと思わない』

 

ことです。

 

子育ては完璧でなくても大丈夫です。

 

こどもは私たちが思っている以上に逞しく成長してくれます。

多少手を抜いてもどんどん頼もしく成長してくれます。

 

時にまわりに甘えながら、たまに手を抜きながら

 

『いいかげん=良い加減』

 

で子育てを楽しんでいただけたらとおもいます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)

イヤイヤ期のブログもよかったら参考にしてみてください。

 

honobonooyajin.info

 

こどもの『野菜嫌いの悩み』について~こどもの理解と対応のポイント~

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みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

 

突然ですが、こどもの野菜嫌いについて悩んだことありますか?

こどもの健康を願って愛情込めて作った料理に対して食べ残しが多かったり、好きなものしか食べないことってあるあるですよね。

 

そのたびに、味付けを変えたり、材料を細かく刻んだりなど、様々な工夫をされていることだと思います。

 

こどもの野菜嫌いの悩みは結構多く聞かれ、かく言う私もこどもの時は葉野菜以外すべて苦手でした(笑)

料理を作ってくれた親にたくさんの苦労をかけたなと申し訳なく思っています・・・

しかし、そんな私も現在では野菜を好んで食べています。

 

今回はこどもの野菜嫌いについての理由や野菜を食べる工夫などについてお話ししていきたいと思います。

 

こどもの味覚について考える

 

味覚とは

 

こどもの野菜嫌いを考えるうえでまず、こどもの味覚について理解する必要があります。

 

先ほど私が『こどもの時は野菜全般が苦手だったが現在では好んで食べることができるようになった』ということが鍵になります。

皆さんもその様な経験ありますよね。

それではさっそく参りましょう。

 

まず、人間の味覚は『甘味』『塩味』『旨味』『酸味』『苦味』に分かれます。

つぎに味覚のそれぞれの役割を見ていきますと

 

甘味→エネルギー源である糖を感知

塩味→体液のバランスに必要なミネラル分を感知

旨味→体に必要なアミノ酸&核酸を感知

酸味→腐敗している、果物などが未熟であることを感知

苦味→毒の存在&薬の感知

 

という役割になっています。

舌には人間が生きるうえで重要な働きがあります。

また、舌には味覚を感じるセンサーの役割を果たす、『味蕾(みらい)』があり、味蕾が多いほど味覚を強く感じ、味に対して敏感になります。

この味蕾の数は年齢によって変化します。

 

味蕾の数は乳児の頃がピークという説と12歳ぐらいまでがピークという説がありますが、約10,000個ある味蕾の数が成人になると約7,500個に減り、高齢者に至っては3,000~4,000個に減少していきます。

つまり、『こどもはおとなに比べて敏感に味を感じている』ということになります。

 

本能的に好む味は

 

人間が本能的に好む味は『甘味』『塩味』『旨味』といわれています。

これは、赤ちゃんが生まれて初めて口にする母乳やミルクに大きく関係しています。

母乳の成分は糖質・脂質・たんぱく質・ミネラルで出来ており生まれてからずっと母乳やミルクだけを飲み続けているため、ほかの味覚よりも『甘味』『塩味』『旨味』が先に発達していくのです。

 

本能的に苦手な味は

 

逆に、人間が本能的に苦手な味は『酸味』と『苦味』ということになります。

味覚の役割を見て頂くと、

酸味→腐敗している、果物などが未熟であることを感知

苦味→毒の存在&薬の感知

『酸味』や『苦味』は有害な成分と脳が判断しているのですね。

 

こどもが野菜を食べて感じ取った『苦味』は本能的に『毒』=『有害』と脳が判断したということになるので、野菜を食べないということは『自然な現象』だといえます。

 

ポイント!  

・こどもはおとなに比べ、敏感に味を感じている(味蕾の数が多い)

・『苦味』は『有害』な成分と本能的に感じ取っている

・こどもが野菜を拒否するのは『自然な現象』だと理解する

 

注意点!  

健康のためにという思いで、嫌がるこどもに無理やり食べさせようとすると、『嫌な経験』『辛い経験』として記憶されてしまい、食事に対してネガティブな感情を抱いてしまったり、食材に対するトラウマとして残ってしまいます。

 

私たちが出来ることについて

 

野菜嫌いなこどもと向き合っていくうえで一番重要なことは、こどもにとって『食事の時間が楽しい時間だと感じる』ことになります。

実際に私たちに出来ることについて、いくつか紹介していきます。

 

食事の準備を手伝ってもらう

 

こどもは『お手伝い』が大好きです。

『お手伝い』を通して責任感を養うことができ、こどもの存在を認めることにより、こどもは『自分のことが好き』という気持ち『自己肯定感』が高まります。

あわただしい毎日、ついつい「大丈夫だよ」「危ないから」「大きくなったらね」なんて言葉も出てしまうこともあります。

これは、せっかくのこどもの『主体性』や『成長』のチャンスを逃してしまうことになります。

 

しかしながら、あわただしい毎日の中で、常にこどもに気を配ることも大変だと思います。

こどもが『やりたい』と言ってきたときや、食事の準備に興味を示したときにこどもにお願いしてみてください。

こどもにもできること『どんな小さなお手伝い』でも大丈夫です。

たとえば

 

・箸やお皿を運んでもらう

・野菜を洗う

・トウモロコシやたまねぎなどの皮むきを行う

・味見をしてもらう

 

などなど、失敗しても、上手に出来なくてもよいのです。

お手伝いを行ってくれたことに対して「○○ちゃんありがとう」「○○ちゃんのおかげで助かったよ」という言葉をかけてあげることで、食に対して楽しい気持ちを持つことができるようになります。

大切なのは、こどもがお手伝いを通して『一緒に食事の準備を行なっている』と感じることです。

言い換えると、受け身型の食事から参加型の食事に変化させるということです。

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楽しい食事の時間を過ごす

 

保護者との相談の中で『家ではほとんど野菜を食べないのに保育園では野菜を食べると聞いて驚きです』という言葉をよくいただきます。

どうしてでしょう。

保育園では、たくさんのこどもたちが生活しており、大好きなお友達と一緒に食事をしています。

食事時間は、いつもたくさんの笑い声が聞こえてきます。

 

大好きな人と一緒にレストランで食事を待っている時や、食事が出てきたときのことをイメージしてもらえば分かりやすいかもしれませんね。

この時の時間はとても『ワクワク』して『楽しい』時間ではないでしょうか。

大切なのは、『楽しく食べる雰囲気を作る』ことです。

こどもの周りに大好きな人がいて笑い声であふれている。

あわただしい毎日の中では難しいこともあるかと思いますが、とても大切なことです。

『できるときにできること』を行うだけでも十分ですので、ぜひ楽しい時間づくりを意識してみてくださいね。

レストランのように食事中に音楽を流す『特別な日』を演出するだけでも楽しい雰囲気になりますよ。

テーブルの上に一輪挿しを飾るのも効果的です。

 

また、こどもは周りでおいしそうに野菜を食べている人の姿を見ていると『食べてみよう』という気持ちになります。

ほんのちょっとでも野菜を食べたことに対してしっかり認めてあげることで、『食事は楽しい』ということが脳に記憶されていきます。

また、その経験が次のチャレンジにつながっていきます。

 

食の大切さや、感謝の気持ちを伝える

 

みなさんは、食事の前に『いただきます』食事の後に『ごちそうさまでした』と言っていますか。

食事は他の『命』をいただきながら自分の『命』を維持しています。

この命の循環、食物連鎖が『いただきます』『ごちそうさまでした』という言葉に表れているのです。

乳幼児期のこどもたちに、食事に対する感謝の意味について理解できない部分は多いかとは思いますが、こどもはおとなの姿を見ておとなを手本として育っていきます。

『こどもは親の鏡』というようにおとなが使う言葉を同じように使い、おとなの行動もこどもは同じように真似をして成長していきます。

 

日常生活のなかでの、おとなの姿こそが『こどもの生きる学び』につながるのです。

 

その他にも、家庭菜園を通して野菜の成長を感じ、大きく育った野菜の収穫体験も、こどもにとって命の大切さについての重要な学びとなります。

家に庭がなくてもベランダでミニトマトを栽培したり、牛乳パックでカイワレ大根を育てたりと、様々なことができます。

こどもと一緒に育てて収穫した野菜は、こどもにとって格別なものになるでしょう。

保育園でも自分たちが育てた野菜は食べた』ということはよく見られます。

 

味覚の発達と嗜好の変化について

 

味覚について、生後2~3ヶ月から味に対する好みが出て、10歳~15歳ごろまでに終わると言われています。

また、味覚には学習機能があり、嗜好の変化も年齢とともに変化していきます。

たとえば

 

・ブラックコーヒーが苦くて飲めなかったが、好きな人がブラックコーヒーを飲んでいるのを真似して、無理して飲んでいくうちに好んでブラックコーヒーを飲むようになった(実話)

・ピーマンが苦手だったが自分で育てたピーマンを食べるうちに食べることができるようになった

・ナスが嫌いだったが、周りの人がおいしそうに食べている姿を見て食べてみたら、意外とおいしく感じた

・ニンジンが嫌いだったが、少しずつ食べていくうちに嫌いではなくなっていった

 

などなど、私たちは成長とともに味覚や嗜好も変化しているのです。

 

まとめ

 

なんでも好き嫌いなく食べてもらえることが一番ですが、神経質になりすぎることで、こどもに無理やり食べさせ『嫌な経験』『辛い経験』として記憶されてしまい、食事に対してネガティブな感情を抱かせてしまったら大変です。

 

野菜を食べさせようとするより、まずは、こどもにとって『食事の時間が楽しい時間だと感じる』ことを考えていくことが大切になります。

 

ポイント!  

・こどもの味覚を理解する(おとなに比べて味覚に敏感)

・お手伝いを通して受け身型の食事から参加型の食事に気持ちを切り替える

・楽しい食事の時間を過ごす

・食の大切さや感謝の気持ちを育む

 

最後に、あわただしい毎日の中でこどもと向き合い、子育てを行っている保護者の方々には頭が下がります。

上記についての内容は大切なことですが、すべてを行ってくださいということでも、出来ていないことで落ち込む必要もありません。

大切なことは、『自分ができる時に、自分ができること』を行ってほしいということです。

こどもと同じように私たちにもその時の気持ちの状態や、時間の制限など、その人なりの状況がありますので、周りに流されず、頑張りすぎないようにしてくださいね。

 

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こどもに意識を向けているだけでこどもはその思いを感じ取り、いつかその思いを返してくれますよ。

また、少々子育てに手を抜いてもこどもは逞しく育っていきますよ。

 

こどもの時に大変な野菜嫌いな私でしたが、現在まで幸いにも目立った大きな病気はせず40過ぎまで育っていますし、長女20歳、長男19歳、次女15歳、次男9歳もいろいろと好き嫌いはありますが、現在、健やかに成長中です(笑)

 

おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)

 

扉を両手で開け閉めする効果~『子は親の鏡』を通して学ぶ、おとなの姿の重要性

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みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

今回は『子は親の鏡』についての話を行います。

 

以前のブログに、こどもは大好きなおとなの言動や行動を見ており、その姿をまねて学んでいくというお話をしました。

おとなはこどもたちに

・汚い言葉はつかいません

・横断歩道を渡ろうね

・部屋や廊下は走らないよ

・椅子の上に立っちゃダメ

などなど・・・

様々なことを子どもに伝えていますが、その見本となる私たちおとなは無意識のうちに

・こどもの前で愚痴、不平、不満を言ったり

・車が来ていないことを確認して道路を横断したり

・家の中や、公共の場をバタバタと走ったり

・椅子の上に立って高い場所の物を取ったり

などを行っていることが多々あります。

 

そのような大人の姿を見てこどもはどのように感じるのでしょう。

『なぜ私は怒られるの??』『おとなはいいの??』という矛盾を感じているのかもしれませんよね。

 

私が勤めている保育園では

開園当初より、椅子の上にこどもが立つのは、椅子の上におとなが立ち、こどもがその姿を見て『椅子は立ってもいいんだ』『高いところの物の出し入れは椅子を使うんだ』と感じるからだと話をしています。

 

本来、椅子は『座るもの』であり、保育園の中で、高い場所の荷物を取ったり片付けたりする場合には椅子でなく脚立を使用することを徹底しています。

 

また、保育室内では走らないことも徹底しています。

おとなの『丁寧な所作を』こどもたちは見て学ぶと保育園内で職員と毎日確認を行って保育を行っています。

 

その結果、椅子の上に立ち上がる子どもの姿は見られず、来客者から「静かで落ち着いた保育園ですね」とよく言われます。

おとなの何気ない所作がこどもに与える影響の大きさを感じてしまいます。

 

しかし、私たちも時間に迫られているときにはついつい早足になったり、扉の開け閉めが雑になってしまいます。

 

そこで現在、私が勤めている保育園ではすべての扉が引き戸となっておりますが、事務室の扉のガラスに

・扉の開け閉めは『両手で・丁寧に』お願いします

と、張り紙を行いました。

張り紙を行った(両手での開け閉めを意識した)ことによって

①両手で扉の開け閉めを行う

②気持ちが慌てていても扉を丁寧に開け閉めすることにより、一旦気持ちが落ち着く

③事務室の丁寧な扉の開け閉めが習慣化することにより他の扉も丁寧に開け閉めができるようになってきた(現在進行形)

④こどもたちの扉の開け閉めが丁寧になってきた(現在進行形)

⑤職員の気持ちに余裕ができて笑顔が増えてきた(現在進行形)

⑥こどもと職員が過ごす環境が静かになってきた。(現在進行形)

⑤椅子の出し入れや物の取扱いを両手で丁寧に行う(今後の目標)

扉の開け閉めを丁寧に行うだけでこれだけの効果が現れてきました。

もう一度伝えますが、おとなの何気ない所作がこどもに与える影響の大きさを感じてしまいます。

また、おとなの言葉遣いも同様にこどもに大きな影響を与えます。

 

最後に、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが

ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳の

『子は親の鏡』を紹介いたします。

◆子は親の鏡◆  

・けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

・とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

・不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

・「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

・子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

・親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

・叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

・励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

・広い心で接すれば、キレる子にはならない

・誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

・愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

・認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

・見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

・分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

・親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

・子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

・やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

・守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

・和気あいあいとした家庭で育てば、

 子どもは、この世はいいところだと思えるようになる

この言葉を通して、私たちの所作や言葉遣いをたまに振り返ってみることが大切になってきますね✨✨

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みなさんも、まずは扉を『両手で丁寧に』開け閉めしてはいかがですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)

こどもの『イヤイヤ期』の向き合い方~基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つこと~

みなさんこんにちは(´▽`*)

ほのぼのおやじんです。

 

こどもの『イヤイヤ期』ってご存知ですか?2歳前後のこどもに見られ、何を言っても「イヤ」と怒ったり、泣いてしまったりと・・・

朝の忙しい時間や、お店や乗り物の中などで「イヤ」ってなってしまうと困ってしまいますよね。

 

今回はこのイヤイヤ期についてどのように向き合えばよいのかについてお話しいたします。

 

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イヤイヤ期とは

 

イヤイヤ期とは1歳半からみられる『第一次反抗期』のことを指します。2歳ごろにピークを迎え3歳を過ぎるころには落ち着いてきます。

 

現在、『イヤイヤ期』の子育て真っ最中の方は、こどものあまりの「イヤ」に不安になると思いますが、必ず落ち着くときが来ますので『成長の過程で必ず通る道』なんだと思って向き合っていただけたらと思います。

 

なぜ、『イヤイヤ期』が起こるかについて説明しますと、『イヤイヤ期』の時期は、これまで受け身だった赤ちゃんが自我を持ち、自分の意見を周りの人に伝える幼児へと成長する時期です。何でも自分でやろうとするのと同時に、自己主張が強くなり「イヤイヤ」を連発することがあるでしょう。また、『反抗期』とありますが、決して、おうちの方たちへの『反抗』ではありません。

 

先ほどもお伝えしましたが、こどもの自我が育つ中で『自分でやりたい』と思うのですが、なかなか思っているようにうまくできず、もどかしい思いをしている中で、おうちの方に先回りをされてしまうことで「イヤイヤ」となってしまいます。

『やりたい』と『できない』の葛藤に対する感情のコントロールが上手にできず「イヤイヤ」と表現してしまいます。

 

「イヤイヤ」を繰り返しながら、自分の感情のコントロールを学んでいる時期だといえます。

 

イヤイヤが始まったら 

 

こどもが落ち着ける場所に移動する

 

家の中で泣きだしたら部屋を移動する、店や乗り物の中であれば、可能であれば外に出ます。

移動している間にこどもの気持ちが落ち着いてきて、気持ちが切り替えやすくなります。

 

また、店や乗り物の中など、人が多い場所から人が少ない場所に移動することによっておうちの方も落ち着いてこどもの気持ちに寄り添うことができます。

 

また、乗り物に乗る場合は、こどもが集中して遊ぶことのできるおもちゃや絵本を持っていると外に出ることができないときに慌てずに対応ができます。

 

「そうだよね、○○がイヤだったんだよね」と抱きしめる

 

「イヤイヤ」がはじまったら、こどもをぎゅっと抱きしめて「そうだよね、○○がイヤだったんだよね」と声をかけてあげてください。

 

おうちの方のぬくもりと、こどもの思いの代弁を通して、こどもは『気持ちをわかってくれた』と安心します。

 

逆に、「静かにしなさい」と叱ると、こどもは気持ちのおさまりがつかなくなってしまい逆効果になってしまいます。

 

こどもにわかりやすく見通しを伝える

 

2歳ぐらいのこどもは目の前のことしか見えていないことが多いので、「この時計の長い針がここに来たら帰ろうか」など、わかりやすく先の見通しを伝えてあげてください。

 

こどもは『気持ちを分かってくれた』と安心し、その後の気持ちの切り替えが行いやすくなります。

 

また、「家に帰ったらおやつを食べようか」などと伝えることで、これから待っている楽しいことに意識を向けられるようにしましょう。この経験を重ねると、子どもは『イライラしても楽しいことに目を向ければ気持ちを切り替えられる』ということを学ぶことができます。

 

思う存分気持ちを発散させクールダウンさせる

 

こどもの「イヤイヤ」の感情がピークの時には、どんな言葉も届きにくくなります。

周りに人がいなくて、おうちの方の気持ちや時間に余裕がある場合は「イヤなんだね。少し待っているね」と、思う存分こどもの気持ちを発散させて、ふと落ち着いたときに声をかけると気持ちの切り替えができたということもよくあります。

 

時には「大サービス」と言いながら最後の仕上げのお手伝い

 

着替えなど、なかなか上手にできなくて手伝おうとすると「イヤイヤ」泣いてしまうことがありますよね。

 

こどもが満足するまで待っていることが大切だということはわかるのですが、朝の忙しい時間など、時間に余裕がないときに「イヤイヤ」が出ると本当に困ってしまいます。

 

そんなときは、「今日は特別に大サービスだよ!!」と言いながら最後の仕上げの部分をさっとお手伝いしてあげてはいかがでしょう。

 

そうすることで、こどものプライドも保つことができます。

 

 

これらすべてのことに共通することですが、こどもが『気持ちをわかってくれた』と思うことが重要です。

 

この時期に大切なのはイヤイヤをおさえこむことではなく、こどもが安心して自分の思いを表現しながら気持ちを切り替えていけるようにすることと、こどもの気持ちにやさしく寄り添うことです。

 

最後に

 

こどもの『イヤイヤ期』についてお話ししましたが、正解は一つではありません。

『昨日はよかったのに、今日はだめ』『昨日はダメだったのに今日はよかった』ということがよくあります。

 

ここまで読んでいただいて申し訳ないのですが、こうすればうまくいく』という正解はありません。

基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つしかないので、いろいろな方法でこどもの気持ちを逸らしていくことになります。

 

大切なのはいくつかの選択肢を準備しておき、いろいろと試してみることです。

また、こどもの「イヤイヤ」に対して、おうちの方が怒ってしまうこともあるでしょう。

 

そんな時は自分を責めないで、後でこどもを優しく抱きしめて「怒ってごめんね」と伝えてあげてください。

 

こどものことを真剣に考え、向き合っているからこそイライラするのですから、必要以上に自分を責めないでください。

 

逆にしっかりとこどもに向き合っている自分をほめてあげてくださいね。

 

実際に『イヤイヤ期』の子育て真っ最中だと不安になりますよね。

しかしながら『イヤイヤ期』には必ず終わりが来ます。

 

一人で抱え込まず、まわりに甘え、息抜きをしながら『頑張りすぎず』この時期を乗り切っていきましょう。

 

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・基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つしかない

・正解は一つではない

・イライラするのはこどものことを真剣に考え、向き合っているからこそ(自分を責めないで)

・こどもをぎゅっと抱きしめてあげる

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

こどもの噛みつきと対処方法~子育ては根気よく、こどもを信じて✨✨~

みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

自分のこどもが友達に噛みついてしまうことに悩んでいるという方。

また、こどもの噛みつきに対して、『親の愛情不足なのかな?』と不安になった事はありませんか?

 

それは違います!!

 

どれだけ親が愛情をたっぷり注いでいたとしても、こどもは噛みついてしまいます。

こどもが噛みつく原因はそれぞれの理由があります。

 

今回は、噛みつきの原因や対処方法についてお話しします。

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こどもが噛みつく理由

気持ちを言葉にできず噛みつく

 噛みつきは1歳ごろから始まり2歳半ごろまでに終わる場合が多いです。

自我が芽生え、自分の思いを出し始めるものの、うまく表現できない1歳半ごろのこどもの噛みつきが特に多くみられます。

1歳半を超え、少しずつ自己表現ができるようになってくると自然と噛みつきは減ってきます。

つまり、噛みつきとは自分の気持ちを伝えるための表現の一つなのです。

私たちおとなも言葉の通じない、文化も違う地に一人で生活するとなると、相手に思いを伝えようとすることだけでも、ものすごいエネルギーや神経を使いますよね。もどかしい思いになりますよね。

1歳~2歳半のこどもも同じだと思いますよ。

 

ともだちとの関わり方がわからない

挨拶のつもりで噛みつく、興奮してしまって、どうしたらいいかわからず噛みつく。

ともだちにじゃれるつもりで噛みつくなど、噛みつきの理由は必ずしも不満が原因でないこともあります。

 

そこに手が、顔が、足があるから噛みつく

このケースもよくあります。

噛みついたこどもに特に理由はなく、近くに手や顔、足があったから噛みついたというケースです。

こども同士が密集している時によく起こりますので、こども同士が密集している場合は注意して見る必要があります。

 

こどもの成長発達のメカニズムの関係

人間の体は、「中心から外側」「上から下」に発達すると言われています。

噛みつきが起こる1歳~2歳半のこどもの場合には、手以上に口が発達していることもあり、とっさの際に口が先に出てしまう傾向にあります。

 

噛みつきの対処方法

噛みつきは個人差がありますが、噛みつきを行わないこどもはいません。

また、ほとんどの場合、噛む時には理由があります。

 

噛みつきを未然に防ぐポイントは

・普段よりこどもを観察しておき、どのようなケースで口が出るのかを把握しておく

・こども同士が密集しているときはしっかりこどもの様子を見る

それだけです。

 

よく、こどもは『愛情不足でかみつく』から、こどもに愛情を注ぐようにという言葉も聞かれます。

しかし、『愛情不足』を意識するあまり、親が自分を『だめだ』と責めてしまうことがあります。

こどもに意識を向けてあげる。それで充分です。

今、この文章を読んでいる方は、きっと我が子や身近なこどもを想像しながら読んでいると思います。

それだけでも十分愛情は足りていますよ。

自信をもって大丈夫です!!

 

噛みついたこどもへの言葉のかけ方

 噛まれたこどもの方が痛い思いをしますが、噛んだこどもも、泣いたり叫んだりする様子を見て心が痛んでいます。

親や大人としては感情的に怒ることは避けましょう。

噛んだこどもも怒られて怖い思いをするだけです。

 

こどもが人に噛みつき怒られた時は、頭の中でこう考えています。

・「噛んだらダメでしょ!」と怒ると、こどもは純粋になぜいけないの?』と考えます

 

・「噛まれたら痛いでしょう?」と説明しても、こどもは『痛いからなぜダメなの?』と考えます

これは、子どもにとっては当たり前の疑問を抱いているだけです。

 

しかし、怒られているという恐怖心から『ダメなことなんだ。』ということだけは理解しています。

『怒る』ということは、親や大人が感情に任せているだけで、何の解決にもなりません。

親や大人は噛んだ理由、状況などを冷静に見て判断しましょう。

 

ポイントとしては

・噛みついたこどもの気持ちを受け止め、こどもの思い(理由)を聞く

 ⇒気持ちを受け止めることでこどもの居場所をつくり信頼関係を深める

・思いをうまく表現できない子どもの気持ちを、おとなが代弁してあげる(○○を貸してほしかったんだよね)

⇒こどもが自分から『言葉で表そう』とする気持ちを育てることが大切

・噛まれた相手の痛みや思いを伝える

 ⇒相手の思いを伝えると同時に『これからは、おともだちを噛まなくて言葉でつたえる○○ちゃんになってくれると嬉しいな』など、こどもへ親からの愛情も一緒に伝えることが重要

・言葉は短く、こどもにわかりやすいようにゆっくり、丁寧に伝える

 ⇒長々と話をしても、1歳~2歳半のこどもには理解が難しい

 

まとめ

こどもの噛みつきは簡単にはやめさせることはできませんが、成長とともにいつかは終わります。

それを支えに根気よく、愛情をかけながら、こどもと関わっていくことが大切です。

最後に、こどもの噛みつきには必ず理由があります。

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噛みつきを未然に防ぐには、普段よりこどもをよく観察し、こども同士が密集しているときは注意を払うなどの工夫が必要です。

噛みついた時に怒るのではなく、こどもが言葉や適切な動作で表現できるように促すという事を理解し、こどもの気持ちに寄り添った子育てをしていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

手洗いの大切さについて。こどもへの伝え方や習慣化するポイント!~見て!じょうずに洗えたよ✨~

みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

 夏は食中毒、冬はインフルエンザなど手洗いの感染症予防における重要性についてはよくわかってはいますが、こどもたちはなかなか手を洗うという習慣が身につかず、困ってしまうことがありますよね。

特に冬になると水が冷たくなり、こどもたちは手を洗うことも嫌がってきます。

こどもたちに「手を洗って!!」や「手を洗わないとばい菌さんが身体の中に入っちゃうよ!!」、「熱が出たら遊べなくなるよ」と伝えてもあまり効果はありません。

 

そこで、今回はこどもの手洗いについてポイントや習慣化する方法などをお知らせいたします。

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こどもには見えないばい菌のイメージがしづらい

こどもたちへ何気に伝えている『ばい菌がいっぱいついているから手を洗おう』をや『ばい菌が身体の中に入っちゃうよ』という言葉かけについてこどもには目に見えないばい菌の存在を理解することは結構難しいものです。

 

例えば、外で遊んでいて手に土がついていたら手が汚れたと理解しやすいかもしれないけれど、部屋の中で遊んでいる場合には、何かが手についている訳ではないので、汚れたという意識を持たないことが多くみられます。

そんなこどもたちに、「ばい菌さんが・・・」と伝えても、こどもからすれば『手が汚れていないので大丈夫』と思ってしまうこともあります。

 

こどもの考えを聞いてみよう

 ところで、みなさんの手を洗う場面はどんな場面ですか?

・外から帰ってきたとき

・食事の前

・おやつの前

・トイレの後

などですよね。

 

つぎに、こどもに同じように聞いてみてください。

私たちが考えていない場面(粘土遊びの後・虫をさわった後など)で手を洗うと言うかもしれませんし、逆に私たちがあたりまえと思っている場面で手を洗うという言葉が出てこないかもしれません。

こどもに実際に質問してみることで、どんな場面で手を洗うと理解していて、逆にどんな場面で手を洗っていないのかが見えてきます。

また、こどもの様子をよく観察するだけでも、どんな場面で手を洗い、どんな場面だとなかなか手を洗っていないのかが分かってきます。

 

手洗いを習慣化するポイント

一緒に手洗いを洗おう

こどもに手を洗うか聞いてみることで分かった『手洗いが習慣化していない場面』で、子どもへのサポートとして「手を洗おうね」と声をかけるだけでなく、こどもの手洗いが習慣化するまでは一緒に洗面所まで行って手を洗うようにしましょう

おとなも手を洗おう

『手にばい菌さんがいっぱいいるよ』と言っているおとなが手を洗わなかったら、こどもたちはどのように感じるでしょう。

『おとなは洗わなくていいの?』、『なんで?』と矛盾を感じ、混乱してしまいます。

まず、こどもたちに伝えるおとながしつかりと手を洗う姿をこどもに見せることにより、こどもはおとなの姿を『見て』『まね』し、手洗いの習慣がついてきます。

 

手洗いの伝え方の工夫をしてみよう

おとなは今まで、何度も何度も熱を出し、体調を崩した『経験』を通してばい菌の存在や、手洗いの重要性を学んできています。

しかし、こどもたちはおとなに比べ『経験』が圧倒的に少ないです。

そのこどもたちに手洗いの重要性や、ばい菌の存在を伝えてもなかなか伝わらないのは仕方のないことです。

そこで、こどもへの手洗いの重要性の伝え方のポイントとしては

・絵本や、映像を通してばい菌の存在を伝えてあげる

・手洗い練習スタンプを使って楽しく手洗いを行う

・ヨウ素反応などを利用して汚れの『見える化』を通して手洗いの大切さを伝える

などの方法を試してみることもよいでしょう。

 

こちらに過去に紹介したヨウ素デンプン反応を利用した『手洗いに興味を持ってもらう方法』を紹介しています。

よかったら参考にされてください(≧▽≦)

honobonooyajin.info

 手洗いスタンプ『おててポン』も紹介しておきます。

 

ぜひ、みなさんに合った方法でこどもの手洗いが身近なものになるように、日常に取り入れてみてくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

共働き家庭における『ワンオペ育児の問題』と男性が気を付けること

みなさんこんにちは!!

ほのぼのおやじんです。

皆さん『ワンオペ育児』という言葉を聞いたことがありますか?

子育て、仕事、家事すべてを一人で行い、また、周りに助けを求めることができずに心身ともに疲れてしまう問題です。

 

この問題は、ひとり親家庭だけでなく、共働き家庭の中でも見られます。

 

 

そこで今回は、共働き家庭における『ワンオペ育児の問題と』男性が気を付けることと、男性ができることについてお話しをさせていただきます。

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 ワンオペ育児とは

子育ての悩みの中で上位になっている『ワンオペ育児』について子育てにかかわる男性の方はご存知でしょうか?言葉は聞いたことあるけれど・・・という方が多数だと思います。

◆ワンオペ育児とは◆  

ワンオペ育児とはワンオペレーション、飲食店等で深夜の時間に1人でその場をまわすことを育児に当てはめた言葉で、父親が仕事で帰宅が遅い家庭や、育児に協力的ではない父親のいる家庭で、母親が1人で育児と家事をこなしている状態を指します。

女性も仕事を持つ今の時代、産休や育休が終わると仕事へ戻る女性も多く、共働きの状態になります。男性の帰宅が遅かったり、男性が育児に協力的ではないことで次第に女性の負担が増えていき、女性が1人で子育てに悩んでしまうのです。

 

最近の男性の育児参加

最近では、『イクメン』という言葉や『実際に育児を行う男性の姿』、『男性の育児休暇』など男性の育児に対する興味や関心は年々高まってはいますが、現在も子育ての悩みで『ワンオペ育児』が上位である問題は変わりません。

 

子育てに関して『日本の男性は平均して父親としての自覚が足りない』と言われることがあります。

この言葉を聞いて実際に、日々育児に積極的に携わっている男性からは『そんなことない』と思う方もいるかもしれません。

しかしながら、平成29年10月の内閣府男女共同参画局の報告『平成28年社会生活基本調査』の結果から

男性の育児・家事関連時間の実態について様々なデータが出ています。

 

共働きでも家事育児をしない日本人男性

先ほどの『平成28年社会生活基本調査』の6歳未満の子どもをもつ夫の育児・家事関連時間のなかで男性の育児参加は、1日の平均83分(家事17分、介護・看護1分、育児49分、買い物16分)とのデータがでています。※2016年平均

前回、2011年の調査では1日の平均が67分でしたので、16分増加していることになります。

しかしながら、6歳未満の子を持つ『共働き男性の1日の平均育児関連時間』はたったの48分となっており、家事の時間も36分となっています。

その少なさは先進国の中で最低水準の結果になっています。

 

因みに、共働き女性の1日の平均育児関連時間は2時間49分であり、また、家事の時間は3時間21分となっています。

この数字は、共働き世帯が全体の6割以上を占めている事実と合わせると、仕事と家事育児の分担が男女でバランスがとれていないことを示していることになります。

 

この数字を見てどのように感じましたか?

次回の社会生活基本調査は2020年に行われる予定です。

 

女性にワンオペ育児をさせないように男性が気を付けること

今の日本の社会では、まだまだ企業が男性の育児参加に積極的でないといえます。

また、男性の意見として、子育てに関して気持ちはあるが、1人で長時間こどもと過ごすことに自信がないことや、こどもとどのように関わってよいのかわからないこともあるでしょう。

参考までに男性側ができること、気を付けることをいくつか紹介いたします。

 

共働きするなら専業主婦と同じことを求めない

ワンオペ育児で共働きの女性が自分を追い込んでしまう理由の1つが、周りの専業主婦の女性のように、家を片付ける、料理をしないといけない、手作りしないといけないという先入観を持っていることや。男性が女性に対し専業主婦と同じことを求めてしまうことです。特に男性、女性共に自分の母親が専業主婦だった場合は、育ってきた家の状態が基準になってしまうので、母親と同じようにできていないことに焦りや苛立ちを感じてしまいます。

 

ここで男性が行うことは、女性が専業主婦とは違う環境にいることを理解して、男性ができることを、まずはできる範囲で手伝い、決して女性に専業主婦と同じことを求めないようにしてください。

 

また、女性が専業主婦と同じことを求め焦りや苛立ちを感じている場合は、完璧を求めず、スーパーの食材や、冷凍食品、生活家電(お掃除ロボットや食洗器など)を上手に利用して手を抜くことの必要性を伝えてあげてください。

 

家事を分担して少しでも女性の負担を減らしていく心遣いを

男性は、女性に比べ育児に対して不安や苦手意識をもつ傾向があります。その状態で無理に行っても長続きしませんのでまずは自分のできる範囲で少しずつ行うようにしてください。

 

また、家事の中でできることはありますよね。

女性と家事の分担について話し合い、皿洗いやゴミ出し、買い物やトイレ掃除等を積極的に行うだけでも女性の負担は減ります。

 

最低限、食後に食器を置きっぱなしにしない、服は脱いだままにせず片付ける、自分のことは自分でするというように、これ以上の女性の家事が増えないように心がけることは必要です。

 

一緒に人生を生きていこうという姿勢を示す

子育てを行っている女性が1番求めていることは『一緒に人生を生きていこう』という姿勢です。

男性はこどものオムツを換えて、お風呂に入れればいいわけではありません。

女性は今のワンオペが辛いだけではないのです。

女性が辛いのは、『5年、10年先の私の人生にあなたは関心を持っているの?』ということです。

今、全てを女性に覆いかぶせて、こどもが中学生、高校生になったとき、『もう手が空いただろ、君、これから何するの?』と言うような男性では一緒にやっていけない。そういう問題がワンオペに含まれていることを男性は忘れないでほしいと思います。

 

男性の仕事が忙しいのも実態としてあると思いますが、多くの女性たちが求めていることの1つとして、少なくとも女性が日々していることをしっかりと理解し、そのことに『言葉と態度で』感謝することが必要だと思います。

 

大切なのは女性が『だれもわかってくれない』『だれも認めてくれない』という状況を作らないことです。

 

最後に、ワンオペ育児で共働きの女性の不満の一部を紹介します。

こちらを見て男性として何ができるかと考えて頂けるとうれしいです。

・こどもが体調を崩すと仕事を休むのはいつも自分だ

・晩御飯まで手が回らず惣菜に頼りっぱなしだ

・自分が動くしかないので育児家事を頑張っているのに旦那に仕事が楽なのだと思われている

・帰宅後ゆっくり休むことも座ることもできない

・休日は朝から育児と家事にバタバタしているのに旦那は寝転んでスマホでゲームをしている

 

まとめ

ワンオペ育児で共働きの女性は常にキャパオーバーの状態です。

自分の体調やこどもの体調、仕事の内容、天候でも左右される家事、毎日同じではなく変化のある日常をどう乗り切っていくのかについて女性が考えていることを男性は理解し、こどもや家族との大切な時間を無駄にすることなく、それぞれの家庭に合った形を男性が積極的に協力してさがしていきましょう。

女性が1番求めていることは『一緒に人生を生きていこう』という姿勢です。

 

『5年先、10年先の女性の人生にあなたはしっかりと関心を持って共に人生を歩んでいってください』

 

身近なおとなの笑顔がこどもにとって最高の環境です。

夫婦で子育てを協力して、共に育つ『共育』で夫婦の絆とこどもへの愛情を育んでくださいね。

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おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)

『ありがとう』や『ごめんなさい』などの相手を思いやる心『おもいやり』の育み方~

みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

過去ブログで『ありがとう』や『ごめんなさい』について

 

『ありがとう』や『ごめんなさい』は言うのではなく湧き上がる気持ちの表現

 

という言葉で表現させていただきました。

そんな湧き上がる気持ちの表現である、相手を思いやること『おもいやり』について、子育ての中でどのように育んでいけばよいのかについて、今回は過去ブログの『ありがとう』と『ごめんなさい』のまとめとして具体的にお話しをさせていただきます。

少し専門的な話になり内容が難しく感じるかもしれませんが、今回も考え方の一つとして、気楽に参考程度に見て頂けると嬉しいです(´▽`*)

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 おもいやりとは

 『おもいやり』とは、相手の気持ちを推測すること、くみ取ることを含んでいます。

例えば、他人の言動などに共感して、損得なく相手を助けてあげる行動もそのひとつですね。

この、相手の気持ちを推測すること、くみ取ること=『相手の気持ちを感じ取る力』生後14か月の幼児でも、周りに困っている人がいると助けようとする姿が見られたという研究結果もあります。

 

私が勤めている保育園では、0歳児と1歳児のこどもたちが同じ部屋で一緒に過ごす保育(縦割り保育)を行っていますが、実際の保育の現場でも0歳児のこどもが泣いていたら1歳児のこどもが近づいてきて頭をなでる姿や、職員を呼んで泣いている子どものところへ連れて行こうとする姿がよくみられます。

また、こちらも保育の現場で実際にあった話です。

 

保育室にこどもたちが自由にお茶を飲めるようにポットを置いているのですが、0歳児のこどもがお茶をのみたい様子でお茶の入ったポットをじっと眺めていました。

お茶の入ったポットを眺めていた0歳児のこどもの姿を見た1歳児のこどもが、職員に『お茶を入れてほしい』ということを伝え、お茶を入れてもらい嬉しそうにお茶を飲む0歳児のこどもの姿を見て、なんと、1歳児のこどもも一緒に、嬉しそうに笑っていました。

保育園中でお茶の話しが話題となり、1歳児のこどもはたくさんの職員からほめられて、とても喜んでいました。

 

 『おもいやり』は程度の差こそあれ、私たち人間の内に深く根差した性質であると考えられています。

 ただし、そのような行動ができるようになるための原点は、わたしたちおとなへの信頼感だと言われています。

信頼感は『日常的に受ける愛情』や、『自分を囲む全ての人から感じる愛情』から生まれるものであったり、『自分の気持ちに共感してもらったりした経験』なども必要となります。

あの時は尊重してもらったから、今度は自分が返そうという気持ちに自然となるような経験が必要になってくるでしょう。

 

おもいやりを育むためには

 おたがいの絆を深める行動をしよう

子育てにおいて、身近なおとなとこどもの絆が深まっていることが重要になります。

こどもは身近なおとなへの信頼感を通して『思いやり』を育んでいきます。

その為には、『日常的に受ける愛情』や『自分を囲む全ての人から感じる愛情』の例として、身近なおとなの笑顔、お名前呼び、抱きしめる行為などが必要となってきます。特に乳幼児期のこどもたちには積極的に『抱きしめる』ことを行ってあげてください。

こどもは大好きなおとなに抱きしめられると、『自分は大事な存在なのだと』という安心感に包まれます。

また、『自分の気持ちに共感してもらったりした経験』とは、こどもの気持ちに心を傾ける姿を見せることや、こどもの気持ちや言葉を否定せずに受け入れ寄り添うことにより、こどもが『わかってくれた』という気持ちになることです。

そのほかにも、一緒にたくさん遊ぶことや、一緒にご飯を食べること、今日あった出来事をお互いに話したりするなどの何気ない日常の生活の中でも、こどもの心に響くできごとのひとつになります。

少し難しい話になりましたが、

 

ポイントは『まずはおとなが笑顔でこどもの気持ちを受け入れる』ということですね。

 

おとなはこどものお手本でいる意識を持とう

私のブログの中で、この言葉は何度も言っていますね(笑)

こどもは、おとなの姿を見て学び、覚えます。

その中で、おとなの言動と行動が違うとこどもは『あれ?なんで?』と混乱してしまいます。

こどもの理不尽について、過去のブログで横断歩道についての話をしています。よかったらそちらも見てくださいね!
honobonooyajin.info

思いやりのあるこどもになってほしいと願うのであれば、『まずは身近なおとながお手本になる行動をすること』が大切です。例えば、乗り物で高齢の方に席を譲ったり、重たい荷物を持つ手伝いを行うなどの、そんなおとなの何気ない行動をこどもはよく見ているのです。

見ず知らずの人に対しても親切にすることが人間関係の中では必要なのだと、次第に学んでいけることでしょう。こどももお手伝いできる状況の時は、一緒にお手伝いしてみてもいいかもしれませんね。

 

ポイントは『おとなはこどものお手本という意識をもつ』ということですね。

 

こどもとの会話はできるだけ前向きな会話を心がけよう

こどもはおとなの言葉遣いや口癖も真似しながら学び、覚えていきます。

そのため普段の会話の中で、頭ごなしに『だめ!』と禁止することや『○○しなさい』などの命令口調はできるだけひかえて、代わりに『まずはこどもの理由を聞いてから、してはいけない理由や思いを伝える』ことや『○○してみようね』などの前向きな表現にすることを心がけてみるといいでしょう。

また、私たちおとなが関わる人に対して、親しみを感じる口調で話す姿をこどもに見せることで、こどもも真似しながら学び、覚えていきます。

 

ポイントは『相手に親しみを感じてもらえる口調で、こどもにも話しかけてあげる』ことですね。

 

こどもの目をみて気持ちをしっかりと伝えよう

簡単そうで意外とできていないのがこちらですね!!

忙しい毎日、ついついこどもに『ながら』で話をしていませんか? 

 

◆ながらとは?◆  

・スマホをながら

・電話で話しながら

・部屋を掃除しながら

などですね。

 

『ながら』で対応されると、こどもは『わたしのこと見てくれない』と思ってしまいます。

そのためいろいろと大変だとは思いますが、少し動きをとめて子どもの目を見て気持ちを伝えてあげてください。

 

例えば、こどもがお手伝いをしてくれた時には、こどもの目を見て『○○ちゃんありがとう』『○○ちゃんのおかげで助かったよ』などと、感謝の気持ちを伝えてあげてください。

作業をとめて、こどもの目を見て話すことにより、こどもは『認めてもらえた』喜びを『ながら』で言われた時よりも大きく感じることが出来るでしょう。

また、手伝ってもらった結果どう思ったのかを伝えることで、相手がどんな気持ちになるのかを想像できるようになっていきます。

 

ポイントは『ほめるときは動きをとめて、目を見て、名前を呼んで』ほめてあげてくださいね。

 

まとめ

こどもにとって自分が経験したことがない気持ちを想像するのは難しいことです。

だからこそ、こども自身が『自分の気持ちに共感や尊重してもらった経験』や、『自分は大事な存在なのだと実感すること』が、人を思いやる心につながるのではないでしょうか。

こどもの身近な存在であるおとなが、こどものお手本として相手を思いやるように心がけながら、一緒に優しい心を育んでいきましょう。

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子育てにおける『おもいやり』ついての話をしてきましたが、私たち大人同士の関係でもいえること、感じることはたくさんあります。

夫婦での関係、恋人同士での関係、友達同士での関係、同僚との関係など重ねて考えてみるのもいいかと思いますよ!!

おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

下のブログは『ありがとう』と『ごめんなさい』のブログになります✨

時間がある時に一緒に読んでもらえると嬉しいです!!

honobonooyajin.info

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子育ての悩み~こどもの『ごめんなさい』について~

みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

 

突然ですが、保護者の悩み相談の中で、こどもの『ごめんなさい』についてよく相談を受けます。

相談例!  こどもが『ごめんなさい』を言ったのに同じことを繰り返します・・・

どのように『ごめんなさい』という意味をこどもに伝えたらよいか、・・・

『ごめんなさい』を教えてもこどもが理解していないようで・・・・

 

乳幼児期における『ごめんなさい』について悩むことってありますよね。

今回は、こどもの『ごめんなさい』についてお話しします。

考え方の一つとして、少しでもみなさんの参考になればと思っています。

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保護者の悩み

2歳児のお子様がいる保護者の方からこのような相談を受けました。

最近、こどもが気に入らないことがあると持っているおもちゃを投げてしまい困っています。

その時に私は「おもちゃを投げてともだちに当たったら痛いよね?おもちゃも痛いよね?『ごめんなさい』しよう」と促すのですが、首を振って「いやだ」の意思表示をしたり、うつむいたまま目を合わせなくなったりします。

『ごめんなさい』も言いません。

こちらの例のように、 こどもがおもちゃを投げると大抵のおとなは

「おもちゃを投げて友達に当たったら痛いよね?おもちゃも痛いよね?『ごめんなさい』しよう」と、こどもに伝えようとするでしょう。

 

 

しかし、この保護者とこどもの会話の中で気を付けるポイントが2点あります。

 

ポイント!!

1点目は、こどもが『どうしておもちゃを投げたのか』『何が気に入らなかったのか』という理由を理解や推測をせずに、その方法(おもちゃを投げたこと)だけを注意する言葉だけでは、こどもは納得しません。

 

まずは、『どうしておもちゃを投げたのか』『何が気に入らなかったのか』という理由を推測して、「○○だから、腹を立てておもちゃを投げたんだよね」という言葉かけや、こどもの言い分を否定せずに聞くという、『こどもの行動を理解しようとする』『こどもの気持ちに寄り添う』姿勢を示すことは大切です。

しかし、度々こどもはおとなの理解を超えた言動や行動を起こすことがあります。

そのような緊急性や危険性がある場合には、いきなり『だめ』という言葉で制止することも必要です。

言葉で制止した後はしっかりとこどもの言い分を聞き、こどもの気持ちに寄り添うようにしてください。

言い分を聞いたり、気持ちに寄り添うことにより、こどもは『気持ちを分かってくれた』という安心感で、素直におとなの言葉を受け入れてくれるようになります。

 

2点目は、このこどもが2歳児だということです。

2歳児ぐらいのこどもでは、自分の気持ちを言葉だけで表現することは難しいです。

思い通りにならなかったり、禁止されたりしたときなどは、おもちゃを投げたりすることしかできない時期であることも知ってほしいと思います。

また、自己主張の強い反抗期ですので、謝るということは少ない時期です。それに、相談例にある『他人に当たったら…』という保護者の指摘も現実には起こっていません。

2歳児のこどもには、そうした危険予測はまだ難しい時期でもあります。

『ともだちに当たったらいたいよね』『おもちゃも痛いよね』というたとえ話をしていますが、2歳児ぐらいのこどもたちには『おもちゃを投げたら壊れるよ』『おもちゃが壊れたら悲しいな』等と具体的かつ言葉を短くして伝えてあげる方が理解しやすいでしょう。

 

こどもがごめんなさいを言えない理由

こどもがなぜ『ごめんなさい』を言えないのか?

 

それはこどもが『ごめんなさい』を言いたくないからです!

 

保護者の悩み相談を受ける中で感じることは、こどもを『おとなの経験や価値観で見てしまう』傾向が強いということです。

こどもはおとなに比べて『なんで?』と思い、考える経験が圧倒的に少ないです。

 

おとなの物差しでこどもを見ているから苦しくなりますし、もどかしくなってしまいます。

 

また、こどもが謝るということを受け入れられるようになるには、『可能な限り自己主張を繰り返し』、『したいことをひたすら繰り返す』中で、徐々に『どうしても受け入れられないこと』や、『謝っていくこと』を学ぶので2歳児ぐらいの時期にはまだ、『自分から気持ちを理解して謝ることは無理』でしょう。

大切なのは、周りのひとが『ごめんなさい』を言っている姿を見て『なんで?』と思う経験が必要となります。

私たちおとなも、根拠もわからず覚えたことはすぐに忘れてしまいますが、『なんで?』と考え、納得して覚えたことは忘れにくいですよね?

こどもも同じです。

また、こどもが悪いことをしたら謝らなければいけないというルールを本当に理解するのは、個人差はありますが4歳ごろになるといわれています。

それ以前は、繰り返して教え込めば『ごめんなさい』と言うかもしれませんが、本当に『ごめんなさい』という気持ちができたのではありません。

 

大切なのは『ごめんなさい』の場面でこどもの言い分を否定せずに聞き、こどもの気持ちに寄り添うことです。

また、こどもの気持ちや思いを理解や推測し、こどもの言葉を代弁したり、伝えたりする中で、

 

こどもが経験的に『ごめんなさい』の意味を学ぶことです。

 

『ごめんなさい』の内容で、こども同士のトラブルについても保護者から多数の相談を受けます。

相手がいる場合は『加害者』『被害者』の関係を作らないように気を付けてください。

こども同士のトラブルで10:0の理由はほとんどありません。

たとえ相手に対して手が出てしまった場合でも手を出したこどもにも言い分はあります。

手を出したこどもの気持ちを聞かず『叩いたあなたが悪い』(加害者)『○○ちゃんがかわいそう』(被害者)と一方的に『ごめんなさい』と言わせてしまうと、手を出したこどもは大きく傷ついてしまいます。

手を出した事に対しては謝らないといけませんが、まずはこどもの話を聞いてこどもの気持ちに寄り添う。

つぎに、こどもと一緒に考え、こどもが『ごめんなさい』を言えないとき(年齢や心情)はこどもの気持ちを代弁する配慮が必要になります。

こども同士でトラブルになるということは『双方それぞれに言い分があるということ』を覚えておくとよいでしょう。

 

まとめ

 『ごめんなさい』をを使う場面は色々ありますよね。

人を傷つけたとき、失敗したとき・・・。それは集団の中で経験を重ねて学んでいくものです。

『ごめんなさい』が言えないからといって、「どうして言えないの!」と叱ることにはならないように気を付けないといけないですね。

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私の過去のブログ『ありがとう』でも伝えましたが、今回の『ごめんなさい』も

 

『ごめんなさい』は言うのではなく、湧き上がる気持ちの表現です。

 

ついついおとなは自分の物差しでこどもを見てしまうから苦しくなりますし、もどかしくなってしまいます。

時間をかけて何度も何度も経験し、たくさんの『なんで?』を通してこどもたちは考え、成長し、自然と『ごめんなさい』が言えるようになってきます。

 

こどもはおとなが『教えないと覚えない』のではなく、こどもは『自分で学ぶ存在』だということを忘れないでくださいね。

 

こどもの学びを見守り、こどもが困って助けを求めた時にそっと手を差し伸べてあげてくださいね。

見守られている『安心感』がこどもの学びを大きく育みますよ✨

 

おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

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こどもたちへの感謝の気持ちの育て方~お互いに『ありがとう』で、あしたもハッピーで!~

みなさんこんにちは(´▽`*)✨

ほのぼのおやじんです。

子育ての中で、こどもたちへどのように感謝の気持ちを伝えたらよいのか悩むことがありますよね。

今回は、子育てにおけるこどもたちへの『感謝の気持ちの育て方』について話を行います。

ポイントは『こどもは身近なおとなの姿を見て学ぶ』『様々な体験を通して学ぶ』です。 

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たくさんの『感謝の姿』を見せる

 こどもたちは身近なおとなの言動や姿勢をよく見ています。

日常生活の中で、おとなはどんな場面でどのように「ありがとう」と言っているのかをよく見て自分の記憶に留めていきます。

そのため、まずは私たちおとなが『ありがとう』という言葉を生活の中で自然に使う姿を見せていくことが大切です。

その時に『笑顔でありがとう』が言えるとGood!ですね。

こどもたちはもちろん、おとなの笑顔も見ていますよ!

大好きな大人の笑顔を見るとこどもたちも嬉しくなります。

大切な事は、笑顔でのありがとう』を通して一緒に感謝の心を育むことです!

 

たくさんの『ありがとうのシャワー』をこどもたちへ

 私たちは笑顔で『ありがとう』と言われると、照れ臭くもありますが嬉しい気持ちになりますよね。

そんな素敵な体験を私たちおとなだけで共有しておくのは非常にもったいないです!

嬉しい気持ちになる『ありがとうのシャワー』を、たくさんこどもたちへ浴びせてあげましょう(´▽`*)✨

例えば、こどもたちへ簡単な家事などの手伝いをお願いする。友達におもちゃを貸してあげるなど、人から「ありがとう」と言われる状況や場面を作ってあげるといいですね。

また、こどもたちから「ありがとう」という言葉が聞かれたら「○○ちゃんにありがとうって言ってもらうと、とっても嬉しいよ!」と言葉にして、喜びを伝えましょう。

大好きな身近なおとなたちが喜んでくれることで、こどもたちは何度も「ありがとう」を言いたくなります。また思いやりの気持ちや優しさも育まれるでしょう。  

 

私がどうしても伝えたいポイントは『○○ちゃんに』という部分。

 

「ありがとう」の一言で済まさないで、ぜひ名前を呼んであげてくださいね。

名前は私たちが一番耳にするとても心地の良い言葉です。

名前を呼ばれることにより、こどもたちは『大切にされている』という安心感が高まります。

感謝の言葉と一緒にたくさんの『お名前呼び』もおねがいします!

『○○ちゃん、ありがとう』でも十分伝わりますよ✨✨

 

日常の有り難さに気づくと「ありがとう」の気持ちも育まれる

 私達は、毎日繰り返し送っている日常の生活を『当たり前』と感じ、朝おきて朝食を食べる。出勤する。同僚と一緒に仕事をする。家に帰って夕食を食べる。家族の時間を過ごす。夜寝る。

そんな『当たり前』の日常生活が病気などで『当たり前でなくなった』時にこそ、その『有り難さ』を実感するのではないでしょうか。

 

こどもたちの「ありがとう」と言える心を育むには、何かをしてもらった時にだけではなく、繰り返される日常の有り難さに目を向け、こどもたちと一緒に考えてみることが大切です。

 

ありがとうは言うのではなく湧き上がる気持ちの表現です

 目の前に、「あなた」がいることに喜び、「あなた」の存在そのものに感謝している気持ちを「ありがとう」の言葉と笑顔で伝える事で、こどもたちの心は満たされ、人にも同じように感謝することが出来るようになります。

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「ありがとう」は言うのではなく、湧き上がる気持ちの表現です。

 

私たちおとなたちがそのような気持ちで日々こどもたちに接していれば、「ありがとう」を自然に言葉にするこどもたちに育つでしょう。

『日常生活の当たり前』を『当たり前ではない』と考えていくことが大切ですね。

 

私たちの働く保育園では、登園してくれたこどもたちに「○○ちゃん今日も来てくれてありがとう!!」と笑顔で伝え、抱きしめることから始まります(´▽`*)✨

こどもたちが保育園に来てくれて嬉しいですからね✨✨

 

おとなもこどももお互いに『ありがとう』で、あしたもハッピーで!!

 

おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨

 

前回のブログ「ありがとうをつなごう」についての記事もよかったら見てくださいね!
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