こんにちは。
ほのぼのおやじんです(*'▽')
こどもは『遊びから学ぶ』と言われるように、こどもの成長発達において『遊び』ということは重要な要素となっております。
乳幼児期において『いかに遊びこむか』という経験は非常に大切になります。
今回は、こどもの『遊び込み』について簡潔にお話ししていきたいと思います。
①遊び込みとは?遊びと遊びこみの違いは?
皆さんは『遊び』という言葉はよく耳にすると思いますが『遊びこみ』という言葉はあまり聞きなれないですよね?
『遊びこみ』とは
・自由に好きな遊びができる
・好きなこと得意なことを活かして遊ぶ
・遊びに自分なりの工夫を加える
・挑戦的な活動に取り組む
・おとなに頼らず製作をする
・見通しをもって遊びをやり遂げる
となっています。
『遊び込み』の段階として
①遊び始める
②だんだんと火が付いてくる
→ここで遊びが終わってしまうことが多い
③没頭する・夢中になる
(自分の目一杯のところで活動する)
と言われています。
②の部分で飽きたり、集中力がきれたり、他のことに興味を持ったりしてしまうことが多いということです。
③では、時間を忘れて没頭すること。
私たちおとなでも経験ありますよね(*'▽')
私たちおとなは、いかに『こどもたちが没頭できる環境を整えていくこと』ということが大切になってきます。
乳幼児期のこどもは、日々の豊かで多様な経験を遊びに活かし、遊びから知識や経験、主体的に取り組む姿勢や態度、人間性など、様々な力を育んでいきます。
②こどもが遊びこんでいるときに注意すること
先ほどの遊び込みの段階にもありましたが、こどもは遊びこむ前に遊びを終了させてしまうことがあります。
ここでは、ご家庭でこどもが遊びに夢中になってきた際に、『ご家庭でもできる』こどもの集中力アップのポイントについて、事例を交えて紹介いたします。
Ⅰ:子どもの集中力を妨げないように注意する。
こどもは、遊びに没頭していてもおとなの何気ない行動で集中力が途切れてしまうことが多々あります。
まず気を付けることはおとなの声が『こどもの頭の上を飛び越さない』ということです。
どういうことかというと、何か遠くにいる人に伝えたいことがある際に、ついつい大きな声を出してしまいます。
大きな声により、こどもは声を出している方に視線を向け、集中力が途切れてしまいます。
伝えたいことがある際は、相手のそばまで行き伝えることによって、こどもの集中力を保つことができます。
またその際は、こどもが遊んでいるそばを通っていくのではなく、部屋の隅を通っていくとなおよいでしょう(#^^#)
Ⅱ:遊びの内容でひと工夫を
パズルや、少量の小さな積み木、塗り絵、絵本などの遊びは、床で遊ぶのではなく、椅子に座り机で遊ぶことにより集中力が保ちやすくなります。
床でダイナミックに遊ぶこともよいですが、床では遊びの範囲が縦横無尽に広がってしまい、おもちゃが散乱してしまったり、他の興味に気を奪われる可能性もあります。
椅子に座り机で遊ぶことにより、自分の遊びのエリアが狭まり集中しやすくなるということです。
大型つみきや、身体を動かす遊びは広いスペースで、パズルや、少量の積み木やブロック、絵本などは椅子に座って狭いスペースでというように、遊びの内容によってひと工夫を行ってみるのもよいかもしれませんね!
Ⅲ:おとなは遊び始めだけ、あとは温かく見守って
こどもとの遊びの中で、「一緒に遊んで」といわれること、ありますよね(*'▽')
こどもと一緒に遊ぶ中で、こどもが集中し始め、おとなが一緒に遊ばなくても大丈夫と感じたら、そっと離れて目の届く範囲で温かく見守ってあげてください。
私たち大人はついついこどもたちの先回りをして、こどもの『やってみよう』や『できた』という気持ちを遠ざけてしまうことがあります。
こどもたちは遊びの中で、積み木を例に出して考えてみると『つぎはどうすれば壊れないかな?』や『高く積み上げるためにはどうすればいいかな?』など様々な考えを巡らせ、実践し、確認しています。
『こどもが困っているから答えを教えてあげよう』はこどもの『やってみよう』や『できた』という気持ちを遠ざけてしまいますので気を付けてくださいね。
こどもがどうしてもと助けを求めてきた際は、少しずつヒントを伝えながら、一緒に考え、こどもが自分で答えを導き出すことができるように促してあげてください。
上記の方法は、私が勤めている保育園で実践していることです。
ご家庭でもお手軽に出来ることですので、よかったらぜひ参考にされてくださいね(#^^#)
③まとめ
乳幼児期のこどもは『遊び』を通して、日々大きく成長していきます。
遊びから『次はこれをやってみよう』などの主体性や『次はできるようにやる』という忍耐力や、創造力が養われていきます。
複数のこどもとの遊びの中では『調整力』や『傾聴力』も養われていきます。
このように乳幼児期の遊びはとても重要で、わたしたちおとなは、いかにこどもが『遊び込み』ができるように、こどもの興味、関心に目を向け気を配ることが大切になっていきます。
最後に、遊びだけでなく日常の生活の中にも、こどもが育つ場面がたくさんあります。
例えば、散歩などで神社に行った時に、こどもが「神社って何?」と興味を持った際は、その場で大人の知識を伝えるのではなく、まず家に戻り、一緒に神社についてこどもと調べて学び、後日実際に学んだことを実践しに再度出かけてみるということが、こどもが大きく育つことにつながります。
私たちはついついこどもの為に頑張らなきゃ、してあげなきゃと思いがちですが、こどもは時に放っておいても力強く成長していきます。
忙しい毎日、あれもこれもではなく、こどもの興味関心に目を向け温かく見守っていることがこどもにとって幸せなこともありますよ!
こどもの笑顔がおとなの笑顔
おとなの笑顔がこどもの笑顔
子育ては『いい加減(良い加減)』で気楽に楽しんでいきましょう(*'▽')
仲間がいます。ひとりじゃないですよ~
最後まで読んでいただきありがとうございました(*'▽')
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