みなさんこんにちは!!
ほのぼのおやじんです。
皆さん『ワンオペ育児』という言葉を聞いたことがありますか?
子育て、仕事、家事すべてを一人で行い、また、周りに助けを求めることができずに心身ともに疲れてしまう問題です。
この問題は、ひとり親家庭だけでなく、共働き家庭の中でも見られます。
そこで今回は、共働き家庭における『ワンオペ育児の問題と』男性が気を付けることと、男性ができることについてお話しをさせていただきます。
ワンオペ育児とは
子育ての悩みの中で上位になっている『ワンオペ育児』について子育てにかかわる男性の方はご存知でしょうか?言葉は聞いたことあるけれど・・・という方が多数だと思います。
女性も仕事を持つ今の時代、産休や育休が終わると仕事へ戻る女性も多く、共働きの状態になります。男性の帰宅が遅かったり、男性が育児に協力的ではないことで次第に女性の負担が増えていき、女性が1人で子育てに悩んでしまうのです。
最近の男性の育児参加
最近では、『イクメン』という言葉や『実際に育児を行う男性の姿』、『男性の育児休暇』など男性の育児に対する興味や関心は年々高まってはいますが、現在も子育ての悩みで『ワンオペ育児』が上位である問題は変わりません。
子育てに関して『日本の男性は平均して父親としての自覚が足りない』と言われることがあります。
この言葉を聞いて実際に、日々育児に積極的に携わっている男性からは『そんなことない』と思う方もいるかもしれません。
しかしながら、平成29年10月の内閣府男女共同参画局の報告『平成28年社会生活基本調査』の結果から
男性の育児・家事関連時間の実態について様々なデータが出ています。
共働きでも家事育児をしない日本人男性
先ほどの『平成28年社会生活基本調査』の6歳未満の子どもをもつ夫の育児・家事関連時間のなかで男性の育児参加は、1日の平均83分(家事17分、介護・看護1分、育児49分、買い物16分)とのデータがでています。※2016年平均
前回、2011年の調査では1日の平均が67分でしたので、16分増加していることになります。
しかしながら、6歳未満の子を持つ『共働き男性の1日の平均育児関連時間』はたったの48分となっており、家事の時間も36分となっています。
その少なさは先進国の中で最低水準の結果になっています。
因みに、共働き女性の1日の平均育児関連時間は2時間49分であり、また、家事の時間は3時間21分となっています。
この数字は、共働き世帯が全体の6割以上を占めている事実と合わせると、仕事と家事育児の分担が男女でバランスがとれていないことを示していることになります。
この数字を見てどのように感じましたか?
次回の社会生活基本調査は2020年に行われる予定です。
女性にワンオペ育児をさせないように男性が気を付けること
今の日本の社会では、まだまだ企業が男性の育児参加に積極的でないといえます。
また、男性の意見として、子育てに関して気持ちはあるが、1人で長時間こどもと過ごすことに自信がないことや、こどもとどのように関わってよいのかわからないこともあるでしょう。
参考までに男性側ができること、気を付けることをいくつか紹介いたします。
共働きするなら専業主婦と同じことを求めない
ワンオペ育児で共働きの女性が自分を追い込んでしまう理由の1つが、周りの専業主婦の女性のように、家を片付ける、料理をしないといけない、手作りしないといけないという先入観を持っていることや。男性が女性に対し専業主婦と同じことを求めてしまうことです。特に男性、女性共に自分の母親が専業主婦だった場合は、育ってきた家の状態が基準になってしまうので、母親と同じようにできていないことに焦りや苛立ちを感じてしまいます。
ここで男性が行うことは、女性が専業主婦とは違う環境にいることを理解して、男性ができることを、まずはできる範囲で手伝い、決して女性に専業主婦と同じことを求めないようにしてください。
また、女性が専業主婦と同じことを求め焦りや苛立ちを感じている場合は、完璧を求めず、スーパーの食材や、冷凍食品、生活家電(お掃除ロボットや食洗器など)を上手に利用して手を抜くことの必要性を伝えてあげてください。
家事を分担して少しでも女性の負担を減らしていく心遣いを
男性は、女性に比べ育児に対して不安や苦手意識をもつ傾向があります。その状態で無理に行っても長続きしませんのでまずは自分のできる範囲で少しずつ行うようにしてください。
また、家事の中でできることはありますよね。
女性と家事の分担について話し合い、皿洗いやゴミ出し、買い物やトイレ掃除等を積極的に行うだけでも女性の負担は減ります。
最低限、食後に食器を置きっぱなしにしない、服は脱いだままにせず片付ける、自分のことは自分でするというように、これ以上の女性の家事が増えないように心がけることは必要です。
一緒に人生を生きていこうという姿勢を示す
子育てを行っている女性が1番求めていることは『一緒に人生を生きていこう』という姿勢です。
男性はこどものオムツを換えて、お風呂に入れればいいわけではありません。
女性は今のワンオペが辛いだけではないのです。
女性が辛いのは、『5年、10年先の私の人生にあなたは関心を持っているの?』ということです。
今、全てを女性に覆いかぶせて、こどもが中学生、高校生になったとき、『もう手が空いただろ、君、これから何するの?』と言うような男性では一緒にやっていけない。そういう問題がワンオペに含まれていることを男性は忘れないでほしいと思います。
男性の仕事が忙しいのも実態としてあると思いますが、多くの女性たちが求めていることの1つとして、少なくとも女性が日々していることをしっかりと理解し、そのことに『言葉と態度で』感謝することが必要だと思います。
大切なのは女性が『だれもわかってくれない』『だれも認めてくれない』という状況を作らないことです。
最後に、ワンオペ育児で共働きの女性の不満の一部を紹介します。
こちらを見て男性として何ができるかと考えて頂けるとうれしいです。
・こどもが体調を崩すと仕事を休むのはいつも自分だ
・晩御飯まで手が回らず惣菜に頼りっぱなしだ
・自分が動くしかないので育児家事を頑張っているのに旦那に仕事が楽なのだと思われている
・帰宅後ゆっくり休むことも座ることもできない
・休日は朝から育児と家事にバタバタしているのに旦那は寝転んでスマホでゲームをしている
まとめ
ワンオペ育児で共働きの女性は常にキャパオーバーの状態です。
自分の体調やこどもの体調、仕事の内容、天候でも左右される家事、毎日同じではなく変化のある日常をどう乗り切っていくのかについて女性が考えていることを男性は理解し、こどもや家族との大切な時間を無駄にすることなく、それぞれの家庭に合った形を男性が積極的に協力してさがしていきましょう。
女性が1番求めていることは『一緒に人生を生きていこう』という姿勢です。
『5年先、10年先の女性の人生にあなたはしっかりと関心を持って共に人生を歩んでいってください』
身近なおとなの笑顔がこどもにとって最高の環境です。
夫婦で子育てを協力して、共に育つ『共育』で夫婦の絆とこどもへの愛情を育んでくださいね。
おとなの笑顔がこどもの笑顔
こどもの笑顔がおとなの笑顔
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)