みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨
ほのぼのおやじんです。
保育園という場所で過ごしていると、こどもたちの会話からはたくさんの『ありがとう』という言葉が聞こえてくるのですが職員同士の会話からは『すみません』という言葉がよく聞こえてきます。
『ありがとう』も『すみません』も同じ意味で使われることがありますが、こどもたちは嬉しい時や感謝を表す表現で『すみません』という言葉は使いません。
いつから私たちは『すみません』と言い始めたのだろうと考えてしまいます。
『すみません』は『ありがとう』の代わりに使える便利な言葉ですが、『すみません』を知らないこどもたちはどのように感じているのでしょうか?
今回は、こどもの立場で考えて『ありがとう』と『すみません』についてお話しします。
日本人特有のついつい言ってしまう『すみません』
子育て中のある場面、エレベーターを出る順番で「お先にどうぞ」と譲ってもらった時や、あなたの両手がふさがっている姿を見た通りすがりの人が、ドアを開けてくれた時に、あなたは「すみません」と言いますか?それとも「ありがとうございます」と言いますか?
おそらく多くの方は『ありがとうございます』より『すみません』という言葉が先に出てしまいますよね。
申し訳ないという気持ちと感謝の気持ち、どちらも表すことのできる『すみません』は、とても便利であり日本人特有の言葉だと思います。
しかし、このやり取りを見ているこどもたちは何を考えているのでしょうか?
3歳児ぐらいのこどもは『すみませんって何???』『ありがとうじゃないの???』
5歳児ぐらいになると『なんで謝っているの???』『悪いことしたの???』
と考えてしまいます。
こどもたちにとって『すみません』は普段はあまり耳にしない言葉であり、『ごめんなさい』と同じ『謝罪の言葉』と理解しています。
こどもたちが『すみません』を『ありがとう』と同じ意味で使うということを理解するのはまだ先のことでしょう。
私たちおとなが感謝の場面で『すみません』を多用していると、こどもたちは混乱してしまいます。
『すみません』から『ありがとう』へ切り替えてみよう
先ほどの、エレベーターで譲ってくれた人や、ドアを開けてくれた人はどのような気持ちで行動したのでしょうか?
大半は『親切心』からだと思います。
特に見返りを求めているわけではないので「すみません」と言われても、『すみません』は感謝の場面でも使うとわかっているので特に嫌な気持ちはしませんが、笑顔で「ありがとうございます」と言われたらどうでしょう?
きっと照れ臭く感じるでしょうが『やってよかった』と嬉しい気持ちになりますよね。
同じ感謝を表す言葉でも『すみません』から『ありがとう』へ切り替えることにより、お互いが嬉しい気持ちになります。
また、こどもたちも『あの人は良いことをしてくれたんだ』と思うことでしょう。
『ありがとう』は良いこと尽くめの言葉です。
ありがとうの言葉の力
この『ありがとう』という言葉にはとても大きな力があります。
私たち人間はどんなに理屈っぽい人でも『感情に支配され』また『感情で動いて』います。
そのため『ありがとう』という言葉で人の心は動くものです。
人は頭が良いから言葉を理解して、相手のあらゆる感情を受け取ります。
優しさや愛情を言葉を通して感じ取るのです。
また、プラスの言葉の中で一番エネルギーが高いと言われているのが『ありがとう』という言葉です。
そんな『ありがとう』を多用することで、自分も周りも『幸せな気持ち』になることが出来ます。
こどもたちへ『ありがとう』をつないでいこう
『ありがとう』という言葉は未来のこどもたちへ残していきたい第一位の言葉です。
私たちおとなが少しずつ『すみません』から『ありがとう』に切り替えていくだけで、こどもたちが混乱することもなく、また、今のこどもたちがおとなになったときに『ありがとう』の言葉が『すみません』の言葉より先に出てくるようになることでしょう。
いきなり切り替えようとすると照れ臭いかもしれません。そのようなときは「すみません、ありがとうございます!」と言ってみると言いやすいですよ。
更に、相手の目を見て笑顔で言うことが出来たら『100点』ですね(笑)
私たちはこどもたちに「相手の目を見て『ありがとう』を言おうね」と伝えています。
こどもの見本であるおとなが『ありがとう』を言うことで恥ずかしがっていると、こどもたちに笑われてしまいますよ( *´艸`)
最後に、こどもたちはおとなの姿をよく見ています。
未来を担うこどもたちへ、たくさんの『ありがとう』をつないでいきましょう!!
たくさんの『ありがとう』でみんながハッピーになりますように!!
おとなの笑顔がこどもの笑顔
こどもの笑顔がおとなの笑顔
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨