ほのぼのおやじんのひとり言

保育園に務めている経験を生かして、保護者支援や子育てについてのブログをメインにアップしていきます!

こどもの『イヤイヤ期』の向き合い方~基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つこと~

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みなさんこんにちは(´▽`*)

ほのぼのおやじんです。

 

こどもの『イヤイヤ期』ってご存知ですか?2歳前後のこどもに見られ、何を言っても「イヤ」と怒ったり、泣いてしまったりと・・・

朝の忙しい時間や、お店や乗り物の中などで「イヤ」ってなってしまうと困ってしまいますよね。

 

今回はこのイヤイヤ期についてどのように向き合えばよいのかについてお話しいたします。

 

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イヤイヤ期とは

 

イヤイヤ期とは1歳半からみられる『第一次反抗期』のことを指します。2歳ごろにピークを迎え3歳を過ぎるころには落ち着いてきます。

 

現在、『イヤイヤ期』の子育て真っ最中の方は、こどものあまりの「イヤ」に不安になると思いますが、必ず落ち着くときが来ますので『成長の過程で必ず通る道』なんだと思って向き合っていただけたらと思います。

 

なぜ、『イヤイヤ期』が起こるかについて説明しますと、『イヤイヤ期』の時期は、これまで受け身だった赤ちゃんが自我を持ち、自分の意見を周りの人に伝える幼児へと成長する時期です。何でも自分でやろうとするのと同時に、自己主張が強くなり「イヤイヤ」を連発することがあるでしょう。また、『反抗期』とありますが、決して、おうちの方たちへの『反抗』ではありません。

 

先ほどもお伝えしましたが、こどもの自我が育つ中で『自分でやりたい』と思うのですが、なかなか思っているようにうまくできず、もどかしい思いをしている中で、おうちの方に先回りをされてしまうことで「イヤイヤ」となってしまいます。

『やりたい』と『できない』の葛藤に対する感情のコントロールが上手にできず「イヤイヤ」と表現してしまいます。

 

「イヤイヤ」を繰り返しながら、自分の感情のコントロールを学んでいる時期だといえます。

 

イヤイヤが始まったら 

 

こどもが落ち着ける場所に移動する

 

家の中で泣きだしたら部屋を移動する、店や乗り物の中であれば、可能であれば外に出ます。

移動している間にこどもの気持ちが落ち着いてきて、気持ちが切り替えやすくなります。

 

また、店や乗り物の中など、人が多い場所から人が少ない場所に移動することによっておうちの方も落ち着いてこどもの気持ちに寄り添うことができます。

 

また、乗り物に乗る場合は、こどもが集中して遊ぶことのできるおもちゃや絵本を持っていると外に出ることができないときに慌てずに対応ができます。

 

「そうだよね、○○がイヤだったんだよね」と抱きしめる

 

「イヤイヤ」がはじまったら、こどもをぎゅっと抱きしめて「そうだよね、○○がイヤだったんだよね」と声をかけてあげてください。

 

おうちの方のぬくもりと、こどもの思いの代弁を通して、こどもは『気持ちをわかってくれた』と安心します。

 

逆に、「静かにしなさい」と叱ると、こどもは気持ちのおさまりがつかなくなってしまい逆効果になってしまいます。

 

こどもにわかりやすく見通しを伝える

 

2歳ぐらいのこどもは目の前のことしか見えていないことが多いので、「この時計の長い針がここに来たら帰ろうか」など、わかりやすく先の見通しを伝えてあげてください。

 

こどもは『気持ちを分かってくれた』と安心し、その後の気持ちの切り替えが行いやすくなります。

 

また、「家に帰ったらおやつを食べようか」などと伝えることで、これから待っている楽しいことに意識を向けられるようにしましょう。この経験を重ねると、子どもは『イライラしても楽しいことに目を向ければ気持ちを切り替えられる』ということを学ぶことができます。

 

思う存分気持ちを発散させクールダウンさせる

 

こどもの「イヤイヤ」の感情がピークの時には、どんな言葉も届きにくくなります。

周りに人がいなくて、おうちの方の気持ちや時間に余裕がある場合は「イヤなんだね。少し待っているね」と、思う存分こどもの気持ちを発散させて、ふと落ち着いたときに声をかけると気持ちの切り替えができたということもよくあります。

 

時には「大サービス」と言いながら最後の仕上げのお手伝い

 

着替えなど、なかなか上手にできなくて手伝おうとすると「イヤイヤ」泣いてしまうことがありますよね。

 

こどもが満足するまで待っていることが大切だということはわかるのですが、朝の忙しい時間など、時間に余裕がないときに「イヤイヤ」が出ると本当に困ってしまいます。

 

そんなときは、「今日は特別に大サービスだよ!!」と言いながら最後の仕上げの部分をさっとお手伝いしてあげてはいかがでしょう。

 

そうすることで、こどものプライドも保つことができます。

 

 

これらすべてのことに共通することですが、こどもが『気持ちをわかってくれた』と思うことが重要です。

 

この時期に大切なのはイヤイヤをおさえこむことではなく、こどもが安心して自分の思いを表現しながら気持ちを切り替えていけるようにすることと、こどもの気持ちにやさしく寄り添うことです。

 

最後に

 

こどもの『イヤイヤ期』についてお話ししましたが、正解は一つではありません。

『昨日はよかったのに、今日はだめ』『昨日はダメだったのに今日はよかった』ということがよくあります。

 

ここまで読んでいただいて申し訳ないのですが、こうすればうまくいく』という正解はありません。

基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つしかないので、いろいろな方法でこどもの気持ちを逸らしていくことになります。

 

大切なのはいくつかの選択肢を準備しておき、いろいろと試してみることです。

また、こどもの「イヤイヤ」に対して、おうちの方が怒ってしまうこともあるでしょう。

 

そんな時は自分を責めないで、後でこどもを優しく抱きしめて「怒ってごめんね」と伝えてあげてください。

 

こどものことを真剣に考え、向き合っているからこそイライラするのですから、必要以上に自分を責めないでください。

 

逆にしっかりとこどもに向き合っている自分をほめてあげてくださいね。

 

実際に『イヤイヤ期』の子育て真っ最中だと不安になりますよね。

しかしながら『イヤイヤ期』には必ず終わりが来ます。

 

一人で抱え込まず、まわりに甘え、息抜きをしながら『頑張りすぎず』この時期を乗り切っていきましょう。

 

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・基本はこどもの気持ちが落ち着くまで待つしかない

・正解は一つではない

・イライラするのはこどものことを真剣に考え、向き合っているからこそ(自分を責めないで)

・こどもをぎゅっと抱きしめてあげる

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨