ほのぼのおやじんのひとり言

保育園に務めている経験を生かして、保護者支援や子育てについてのブログをメインにアップしていきます!

『ありがとう』や『ごめんなさい』などの相手を思いやる心『おもいやり』の育み方~

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みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

過去ブログで『ありがとう』や『ごめんなさい』について

 

『ありがとう』や『ごめんなさい』は言うのではなく湧き上がる気持ちの表現

 

という言葉で表現させていただきました。

そんな湧き上がる気持ちの表現である、相手を思いやること『おもいやり』について、子育ての中でどのように育んでいけばよいのかについて、今回は過去ブログの『ありがとう』と『ごめんなさい』のまとめとして具体的にお話しをさせていただきます。

少し専門的な話になり内容が難しく感じるかもしれませんが、今回も考え方の一つとして、気楽に参考程度に見て頂けると嬉しいです(´▽`*)

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 おもいやりとは

 『おもいやり』とは、相手の気持ちを推測すること、くみ取ることを含んでいます。

例えば、他人の言動などに共感して、損得なく相手を助けてあげる行動もそのひとつですね。

この、相手の気持ちを推測すること、くみ取ること=『相手の気持ちを感じ取る力』生後14か月の幼児でも、周りに困っている人がいると助けようとする姿が見られたという研究結果もあります。

 

私が勤めている保育園では、0歳児と1歳児のこどもたちが同じ部屋で一緒に過ごす保育(縦割り保育)を行っていますが、実際の保育の現場でも0歳児のこどもが泣いていたら1歳児のこどもが近づいてきて頭をなでる姿や、職員を呼んで泣いている子どものところへ連れて行こうとする姿がよくみられます。

また、こちらも保育の現場で実際にあった話です。

 

保育室にこどもたちが自由にお茶を飲めるようにポットを置いているのですが、0歳児のこどもがお茶をのみたい様子でお茶の入ったポットをじっと眺めていました。

お茶の入ったポットを眺めていた0歳児のこどもの姿を見た1歳児のこどもが、職員に『お茶を入れてほしい』ということを伝え、お茶を入れてもらい嬉しそうにお茶を飲む0歳児のこどもの姿を見て、なんと、1歳児のこどもも一緒に、嬉しそうに笑っていました。

保育園中でお茶の話しが話題となり、1歳児のこどもはたくさんの職員からほめられて、とても喜んでいました。

 

 『おもいやり』は程度の差こそあれ、私たち人間の内に深く根差した性質であると考えられています。

 ただし、そのような行動ができるようになるための原点は、わたしたちおとなへの信頼感だと言われています。

信頼感は『日常的に受ける愛情』や、『自分を囲む全ての人から感じる愛情』から生まれるものであったり、『自分の気持ちに共感してもらったりした経験』なども必要となります。

あの時は尊重してもらったから、今度は自分が返そうという気持ちに自然となるような経験が必要になってくるでしょう。

 

おもいやりを育むためには

 おたがいの絆を深める行動をしよう

子育てにおいて、身近なおとなとこどもの絆が深まっていることが重要になります。

こどもは身近なおとなへの信頼感を通して『思いやり』を育んでいきます。

その為には、『日常的に受ける愛情』や『自分を囲む全ての人から感じる愛情』の例として、身近なおとなの笑顔、お名前呼び、抱きしめる行為などが必要となってきます。特に乳幼児期のこどもたちには積極的に『抱きしめる』ことを行ってあげてください。

こどもは大好きなおとなに抱きしめられると、『自分は大事な存在なのだと』という安心感に包まれます。

また、『自分の気持ちに共感してもらったりした経験』とは、こどもの気持ちに心を傾ける姿を見せることや、こどもの気持ちや言葉を否定せずに受け入れ寄り添うことにより、こどもが『わかってくれた』という気持ちになることです。

そのほかにも、一緒にたくさん遊ぶことや、一緒にご飯を食べること、今日あった出来事をお互いに話したりするなどの何気ない日常の生活の中でも、こどもの心に響くできごとのひとつになります。

少し難しい話になりましたが、

 

ポイントは『まずはおとなが笑顔でこどもの気持ちを受け入れる』ということですね。

 

おとなはこどものお手本でいる意識を持とう

私のブログの中で、この言葉は何度も言っていますね(笑)

こどもは、おとなの姿を見て学び、覚えます。

その中で、おとなの言動と行動が違うとこどもは『あれ?なんで?』と混乱してしまいます。

こどもの理不尽について、過去のブログで横断歩道についての話をしています。よかったらそちらも見てくださいね!
honobonooyajin.info

思いやりのあるこどもになってほしいと願うのであれば、『まずは身近なおとながお手本になる行動をすること』が大切です。例えば、乗り物で高齢の方に席を譲ったり、重たい荷物を持つ手伝いを行うなどの、そんなおとなの何気ない行動をこどもはよく見ているのです。

見ず知らずの人に対しても親切にすることが人間関係の中では必要なのだと、次第に学んでいけることでしょう。こどももお手伝いできる状況の時は、一緒にお手伝いしてみてもいいかもしれませんね。

 

ポイントは『おとなはこどものお手本という意識をもつ』ということですね。

 

こどもとの会話はできるだけ前向きな会話を心がけよう

こどもはおとなの言葉遣いや口癖も真似しながら学び、覚えていきます。

そのため普段の会話の中で、頭ごなしに『だめ!』と禁止することや『○○しなさい』などの命令口調はできるだけひかえて、代わりに『まずはこどもの理由を聞いてから、してはいけない理由や思いを伝える』ことや『○○してみようね』などの前向きな表現にすることを心がけてみるといいでしょう。

また、私たちおとなが関わる人に対して、親しみを感じる口調で話す姿をこどもに見せることで、こどもも真似しながら学び、覚えていきます。

 

ポイントは『相手に親しみを感じてもらえる口調で、こどもにも話しかけてあげる』ことですね。

 

こどもの目をみて気持ちをしっかりと伝えよう

簡単そうで意外とできていないのがこちらですね!!

忙しい毎日、ついついこどもに『ながら』で話をしていませんか? 

 

◆ながらとは?◆  

・スマホをながら

・電話で話しながら

・部屋を掃除しながら

などですね。

 

『ながら』で対応されると、こどもは『わたしのこと見てくれない』と思ってしまいます。

そのためいろいろと大変だとは思いますが、少し動きをとめて子どもの目を見て気持ちを伝えてあげてください。

 

例えば、こどもがお手伝いをしてくれた時には、こどもの目を見て『○○ちゃんありがとう』『○○ちゃんのおかげで助かったよ』などと、感謝の気持ちを伝えてあげてください。

作業をとめて、こどもの目を見て話すことにより、こどもは『認めてもらえた』喜びを『ながら』で言われた時よりも大きく感じることが出来るでしょう。

また、手伝ってもらった結果どう思ったのかを伝えることで、相手がどんな気持ちになるのかを想像できるようになっていきます。

 

ポイントは『ほめるときは動きをとめて、目を見て、名前を呼んで』ほめてあげてくださいね。

 

まとめ

こどもにとって自分が経験したことがない気持ちを想像するのは難しいことです。

だからこそ、こども自身が『自分の気持ちに共感や尊重してもらった経験』や、『自分は大事な存在なのだと実感すること』が、人を思いやる心につながるのではないでしょうか。

こどもの身近な存在であるおとなが、こどものお手本として相手を思いやるように心がけながら、一緒に優しい心を育んでいきましょう。

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子育てにおける『おもいやり』ついての話をしてきましたが、私たち大人同士の関係でもいえること、感じることはたくさんあります。

夫婦での関係、恋人同士での関係、友達同士での関係、同僚との関係など重ねて考えてみるのもいいかと思いますよ!!

おとなの笑顔がこどもの笑顔

こどもの笑顔がおとなの笑顔

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨

下のブログは『ありがとう』と『ごめんなさい』のブログになります✨

時間がある時に一緒に読んでもらえると嬉しいです!!

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