みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨
ほのぼのおやじんです。
今回は『子は親の鏡』についての話を行います。
以前のブログに、こどもは大好きなおとなの言動や行動を見ており、その姿をまねて学んでいくというお話をしました。
おとなはこどもたちに
・汚い言葉はつかいません
・横断歩道を渡ろうね
・部屋や廊下は走らないよ
・椅子の上に立っちゃダメ
などなど・・・
様々なことを子どもに伝えていますが、その見本となる私たちおとなは無意識のうちに
・こどもの前で愚痴、不平、不満を言ったり
・車が来ていないことを確認して道路を横断したり
・家の中や、公共の場をバタバタと走ったり
・椅子の上に立って高い場所の物を取ったり
などを行っていることが多々あります。
そのような大人の姿を見てこどもはどのように感じるのでしょう。
『なぜ私は怒られるの??』『おとなはいいの??』という矛盾を感じているのかもしれませんよね。
私が勤めている保育園では
開園当初より、椅子の上にこどもが立つのは、椅子の上におとなが立ち、こどもがその姿を見て『椅子は立ってもいいんだ』『高いところの物の出し入れは椅子を使うんだ』と感じるからだと話をしています。
本来、椅子は『座るもの』であり、保育園の中で、高い場所の荷物を取ったり片付けたりする場合には椅子でなく脚立を使用することを徹底しています。
また、保育室内では走らないことも徹底しています。
おとなの『丁寧な所作を』こどもたちは見て学ぶと保育園内で職員と毎日確認を行って保育を行っています。
その結果、椅子の上に立ち上がる子どもの姿は見られず、来客者から「静かで落ち着いた保育園ですね」とよく言われます。
おとなの何気ない所作がこどもに与える影響の大きさを感じてしまいます。
しかし、私たちも時間に迫られているときにはついつい早足になったり、扉の開け閉めが雑になってしまいます。
そこで現在、私が勤めている保育園ではすべての扉が引き戸となっておりますが、事務室の扉のガラスに
・扉の開け閉めは『両手で・丁寧に』お願いします
と、張り紙を行いました。
張り紙を行った(両手での開け閉めを意識した)ことによって
①両手で扉の開け閉めを行う
②気持ちが慌てていても扉を丁寧に開け閉めすることにより、一旦気持ちが落ち着く
③事務室の丁寧な扉の開け閉めが習慣化することにより他の扉も丁寧に開け閉めができるようになってきた(現在進行形)
④こどもたちの扉の開け閉めが丁寧になってきた(現在進行形)
⑤職員の気持ちに余裕ができて笑顔が増えてきた(現在進行形)
⑥こどもと職員が過ごす環境が静かになってきた。(現在進行形)
⑤椅子の出し入れや物の取扱いを両手で丁寧に行う(今後の目標)
扉の開け閉めを丁寧に行うだけでこれだけの効果が現れてきました。
もう一度伝えますが、おとなの何気ない所作がこどもに与える影響の大きさを感じてしまいます。
また、おとなの言葉遣いも同様にこどもに大きな影響を与えます。
最後に、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳の
『子は親の鏡』を紹介いたします。
この言葉を通して、私たちの所作や言葉遣いをたまに振り返ってみることが大切になってきますね✨✨
みなさんも、まずは扉を『両手で丁寧に』開け閉めしてはいかがですか?
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)