ほのぼのおやじんのひとり言

保育園に務めている経験を生かして、保護者支援や子育てについてのブログをメインにアップしていきます!

こどもの噛みつきと対処方法~子育ては根気よく、こどもを信じて✨✨~

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みなさんこんにちは(´▽`*)✨✨

ほのぼのおやじんです。

自分のこどもが友達に噛みついてしまうことに悩んでいるという方。

また、こどもの噛みつきに対して、『親の愛情不足なのかな?』と不安になった事はありませんか?

 

それは違います!!

 

どれだけ親が愛情をたっぷり注いでいたとしても、こどもは噛みついてしまいます。

こどもが噛みつく原因はそれぞれの理由があります。

 

今回は、噛みつきの原因や対処方法についてお話しします。

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こどもが噛みつく理由

気持ちを言葉にできず噛みつく

 噛みつきは1歳ごろから始まり2歳半ごろまでに終わる場合が多いです。

自我が芽生え、自分の思いを出し始めるものの、うまく表現できない1歳半ごろのこどもの噛みつきが特に多くみられます。

1歳半を超え、少しずつ自己表現ができるようになってくると自然と噛みつきは減ってきます。

つまり、噛みつきとは自分の気持ちを伝えるための表現の一つなのです。

私たちおとなも言葉の通じない、文化も違う地に一人で生活するとなると、相手に思いを伝えようとすることだけでも、ものすごいエネルギーや神経を使いますよね。もどかしい思いになりますよね。

1歳~2歳半のこどもも同じだと思いますよ。

 

ともだちとの関わり方がわからない

挨拶のつもりで噛みつく、興奮してしまって、どうしたらいいかわからず噛みつく。

ともだちにじゃれるつもりで噛みつくなど、噛みつきの理由は必ずしも不満が原因でないこともあります。

 

そこに手が、顔が、足があるから噛みつく

このケースもよくあります。

噛みついたこどもに特に理由はなく、近くに手や顔、足があったから噛みついたというケースです。

こども同士が密集している時によく起こりますので、こども同士が密集している場合は注意して見る必要があります。

 

こどもの成長発達のメカニズムの関係

人間の体は、「中心から外側」「上から下」に発達すると言われています。

噛みつきが起こる1歳~2歳半のこどもの場合には、手以上に口が発達していることもあり、とっさの際に口が先に出てしまう傾向にあります。

 

噛みつきの対処方法

噛みつきは個人差がありますが、噛みつきを行わないこどもはいません。

また、ほとんどの場合、噛む時には理由があります。

 

噛みつきを未然に防ぐポイントは

・普段よりこどもを観察しておき、どのようなケースで口が出るのかを把握しておく

・こども同士が密集しているときはしっかりこどもの様子を見る

それだけです。

 

よく、こどもは『愛情不足でかみつく』から、こどもに愛情を注ぐようにという言葉も聞かれます。

しかし、『愛情不足』を意識するあまり、親が自分を『だめだ』と責めてしまうことがあります。

こどもに意識を向けてあげる。それで充分です。

今、この文章を読んでいる方は、きっと我が子や身近なこどもを想像しながら読んでいると思います。

それだけでも十分愛情は足りていますよ。

自信をもって大丈夫です!!

 

噛みついたこどもへの言葉のかけ方

 噛まれたこどもの方が痛い思いをしますが、噛んだこどもも、泣いたり叫んだりする様子を見て心が痛んでいます。

親や大人としては感情的に怒ることは避けましょう。

噛んだこどもも怒られて怖い思いをするだけです。

 

こどもが人に噛みつき怒られた時は、頭の中でこう考えています。

・「噛んだらダメでしょ!」と怒ると、こどもは純粋になぜいけないの?』と考えます

 

・「噛まれたら痛いでしょう?」と説明しても、こどもは『痛いからなぜダメなの?』と考えます

これは、子どもにとっては当たり前の疑問を抱いているだけです。

 

しかし、怒られているという恐怖心から『ダメなことなんだ。』ということだけは理解しています。

『怒る』ということは、親や大人が感情に任せているだけで、何の解決にもなりません。

親や大人は噛んだ理由、状況などを冷静に見て判断しましょう。

 

ポイントとしては

・噛みついたこどもの気持ちを受け止め、こどもの思い(理由)を聞く

 ⇒気持ちを受け止めることでこどもの居場所をつくり信頼関係を深める

・思いをうまく表現できない子どもの気持ちを、おとなが代弁してあげる(○○を貸してほしかったんだよね)

⇒こどもが自分から『言葉で表そう』とする気持ちを育てることが大切

・噛まれた相手の痛みや思いを伝える

 ⇒相手の思いを伝えると同時に『これからは、おともだちを噛まなくて言葉でつたえる○○ちゃんになってくれると嬉しいな』など、こどもへ親からの愛情も一緒に伝えることが重要

・言葉は短く、こどもにわかりやすいようにゆっくり、丁寧に伝える

 ⇒長々と話をしても、1歳~2歳半のこどもには理解が難しい

 

まとめ

こどもの噛みつきは簡単にはやめさせることはできませんが、成長とともにいつかは終わります。

それを支えに根気よく、愛情をかけながら、こどもと関わっていくことが大切です。

最後に、こどもの噛みつきには必ず理由があります。

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噛みつきを未然に防ぐには、普段よりこどもをよく観察し、こども同士が密集しているときは注意を払うなどの工夫が必要です。

噛みついた時に怒るのではなく、こどもが言葉や適切な動作で表現できるように促すという事を理解し、こどもの気持ちに寄り添った子育てをしていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)✨✨