みなさんこんにちは(´▽`*)
ほのぼのおやじんです。
みなさんは『勇気くじき』という言葉をご存知でしょうか。
子育ての中で、私たちは毎日こどもへ、何十回、何百回と言葉かけを行っています。
この毎日の言葉かけが、こどもの自己肯定感に大きく影響を与えていきます。
今回はこどもへの言葉かけの中で気を付けてほしい『勇気くじき』について紹介いたします。
勇気くじきの言葉とは
勇気くじきとは『アドラー心理学』で使われている言葉です。
毎日のこどもへの言葉かけの中で、無意識に『勇気くじき』を使い『こどもの短所や、できないことに目を注ぎ、こどもの自尊心を削いでしまうこと』を行っていることがあります。
これだけを聞くと、『私は大丈夫』と思う方が大半だと思いますが、実際はそうでしょうか。
こどもへの言葉かけの中で『無意識』に使われる可能性のある『勇気くじき』の一部を紹介いたします。
①「今日のおやつはありません!」
②「いうこと聞かない子はいりません!」
③「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ!ガマンしなさい!」
④「どうせ○○でしょ!」
⑤「やっぱりあなたは○○なんだから・・・」
⑥「これはね、こうした方が早いのよ」
⑦「宿題やったの?」
いかがでしたでしょうか?
このような言葉かけは『決めつけ』だったり『罰を与え相手を恐怖で従わせる』だったり『先に答えを教え、こどものチャレンジ意欲や達成感を削ぐ』など、『こどもの短所やできないことに目を注ぎ、こどもの自尊心を削いでしまうこと』につながります。
こども=不完全である
こども=おとなの援助がないとできない
という強い『思い込み』が無意識のうちに、ついついこのような言葉かけになり、こどもの『自尊心を削いでしまう』ことや、『自己肯定感の育みを妨げる』ことになってしまいます。
確かに、こどもはおとなに比べ『不完全』であり『援助』が必要です。
しかし、必要以上の援助は、こどものチャレンジ意欲や達成感を削ぎ、また決めつけにより『どうせ自分は○○なんだ』と可能性を狭めてしまいます。
このような言葉や行動を自分に当てはめて考えてみるとどうでしょうか?
このようなことは、どなたでも経験がありますよね。
『ムッとしますよね』
それはこどもも同じです。
相手が大好きなおとなだから何も言いませんが、感じていることは同じです。
毎日こんなことを何度も何度も繰り返し言われていると、イヤになりますよね。
反抗したくもなります。
腹も立ちます。
どうせ自分なんかと考えることもあるでしょう。
こどもへの言葉かけにおける無意識の『勇気くじき』はこどもの成長に大きな影響を与えてしまいます。
この記事を通して必要以上に自分を責めたり、落ち込んだりする必要はありません。
このような言葉や思い込みがこどもの成長に影響を与えることを『知ってほしい』と思っているだけです。
勇気づけの言葉とは
『勇気くじき』を説明する上で、反対の意味である、『勇気づけ』の言葉についてもお話しいたします。
こどもへの言葉かけにおける『勇気づけ』とは『こどもの長所や能力に目を注ぎ、こどもの自尊心を育むこと』になります。
『勇気づけ』の根本は『承認』にあります。
承認とは、こどもが今できていることを承認する(もっともだと認める)ことに加えて、たとえ今できていなくても、その未来の能力『こどもの可能性』を承認することでもあります。
毎日のこどもへの言葉かけの中で、たくさんの『勇気づけ』の言葉を使うことにより、こどもの可能性を引き出すことにつながり、また『勇気づけ』の言葉をかけた自分に対しても『いいね!』と自分自身を承認することによって自分の自己肯定感も高まります。
こどもとおとな『双方の自己肯定感が高まる』ことになりますのでおすすめです!!
まとめ
・こどもに対する言葉の虐待は脳にダメージを与える
・暴言による虐待が脳へ与えるダメージは、『身体的な虐待以上のインパクトがある』
ということが、福井大学とハーバード大学との共同研究によって発表されています。
それだけに、毎日のこどもにかける言葉は大切であり、叱り方や、しつけの仕方、教育の仕方を意識する必要があります。
子育ては非常に大変ですし、叱らなければならない場面や、こどもの姿を見守る中で『手を出したい』『答えを伝えたい』という場面もたくさんあります。
そのなかで、『勇気くじき』の言葉を思い出し、使わないように心がけていくことが大切です。
子育ての中で、私たちは毎日こどもへ、何十回、何百回と言葉かけを行っています。
『勇気くじき』ではなく、『勇気づけ』の言葉でこどもの可能性を伸ばし、おとなも自分で自分に『いいね!』を出し、お互いが良い気分になりながら『自己肯定感』を高めていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)
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