みなさんこんにちは(´▽`*)
ほのぼのおやじんです。
今回は、トイレトレーニングの悩みで多い『おしっこはトイレでできるのだけれど、うんちだけはトイレでできない』問題について、様々な理由と、こどもへの向き合い方についてお話ししていきます。
うんちと身体の関係について
排泄について考えてみると、おしっこもうんちも体の中を巡って外に出すという仕組みは同じです。
けれど、最大の違いは『いきむ』という行動。
こどもは誰に教えられるでもなく、生後6ヶ月頃から1歳前後にかけてうんちがたまった感覚を感じ始め、無意識にいきみ出します。
それでは、年齢ごとのうんちと身体の関係についてみていきましょう。
生後1歳まで
・うんちが溜まった感覚がわかり始める
・無意識に『いきみ』出す姿が見られる
生後3歳まで
・無意識から意識的にうんちがしたいという感覚がわかり始める
・うんちを溜めて我慢することができず、トイレまで我慢できないことが多い
※トイレでおしっこはできるけれど、うんちはできないことが多いです。
生後3~4歳
・うんちを溜めて我慢することができるようになる
※トイレで『うんち』のトレーニングを始めるならここからが目安です。
生後5~6歳
・トイレでの『うんち』トレーニング完了の目安
※あくまでも目安なので、こころにゆとりをもって取り組んでいただけたらと思います。
トイレでうんちができない様々なパターン
トイレが怖い
こどもにとって見慣れない巨大な便器は威圧感があり、また、狭い個室や冷たい便座に対して怖いと感じることがあります。
・ポスターやキャラクターの人形などを置いて明るく楽しい空間に
・補助便座やおまるを使って恐怖感を和らげる
・冷たい便座には便座カバーを被せるなどの工夫を
・保護者が横についてあげて、安心感をあたえる
上手にいきめない
こどもにとって、おとなが使用する便器は、足が届かずいきみにくく、また、穴も大きく不安定になりやすく、落ちないようにバランスをとる必要があり、いきむことが難しくなります。
・おまるやこどもが足を置いていきむことのできる台を設置する
(段ボールや牛乳パックの手作り踏み台や風呂いすなどがお手軽)
・補助便座を設置してお尻が便器に落ち込まない対策をとる
人に見られるのが嫌
人が近くにいると気になり、いきめなくて嫌というこどももいます。
また、恥ずかしいと思うこどももいます。
カーテンに隠れてうんちをするこども、いますよね。
もしかすると見られたくないのかもしれません。
・こどもの様子を見ながらあえて外で待ってみる
こどもがトイレでうんちをしたくなるために気を付けること
トイレでうんちができないのは、この時期のこどもにとってごくごく普通のことです。
これまでずっとおむつの中に排泄していたのですから、慣れたやり方のほうが安心です。
急にトイレでうんちをすることを求められても、いままでの習慣を切り替えることは難しいことです。
実際に、おとなやお兄ちゃん、お姉ちゃんが排泄をする姿を見せたり、絵本やアニメなどを通して、排泄の意味を知らせ、楽しく興味を持たせる工夫が大切です。
わたしたちが気を付けること
トイレでのおしっことうんちを一緒に考えない
成長発達には順序があります。
トイレトレーニングにおいて、『おしっこができたからうんちもできるはず』『おしっこができるのになぜうんちができないの?』と考えてしまいがちですが、出来ないことはごくごく普通のことです。
トイレに興味を持つ(2歳ぐらい)⇒おしっこ成功⇒うんち成功(目安:5~6歳までに完了)
順序を追って少しずつできるようになっていきますので焦らず、根気よく接してあげてください。
排泄に対してネガティブなイメージを与えない
おむつでうんちをしてしまっても、決して叱らないでください。
排泄に対してネガティブなイメージを持ってしまうと、ぎりぎりまで我慢してしまったり、うそをついてしまったりします。
また、こどもを直接叱らなくても、これらの行動や言動には気を付けてください。
・目の前でため息をつく
・おとなが不安そうな顔をする、嫌な顔をする
・こどもの近くで「また失敗した」などの会話をする
こどもは、おとなの雰囲気や、会話に敏感に反応します。
こどもの前では、笑顔で「大丈夫だよ」と声をかけ続けてあげてください。
まとめ
トイレトレーニングのなかで、うんちだけがトイレでできなくて悩んでいる方は多いと思います。
トイレでおしっこが出来ても、トイレでうんちができないことは、ごくごく自然なことです。
こどもの成長を理解し、安心してうんちができる環境を整えてあげてください。
また、こどもは、おとなの表情やしぐさ、言葉に敏感に反応します。
忙しいときもあると思いますが、こどもの前では笑顔で「大丈夫だよ」と声をかけ続けてあげてくださいね。
最後に、子育てにおいて『~しなければならない』『~であるべき』に縛られてしまうと、子育てが苦しくなってしまいます。
また、成長のスピードは人それぞれです。
周りの姿に焦りや不安を感じてしまうこともありますが、こどもたちは日々成長しています。
子育ては進んで止まって、たまに戻ることもあります。
子育てが苦しいと感じたときは一人で抱え込まず、周りに頼ってくださいね。
今でも十分頑張っているので、頑張りすぎなくて大丈夫ですよ。
『いいかげん=良い加減』
で、「こんな時もあるよね」「まぁいいか」と、たまに手を抜いて子育てを行ってくださいね。
たまに手を抜いても、こどもは私たちが想像している以上に逞しく、頼もしく育ってくれますよ(´▽`*)
おとなの笑顔がこどもの笑顔
こどもの笑顔がおとなの笑顔
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)
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