ほのぼのおやじんのひとり言

保育園に務めている経験を生かして、保護者支援や子育てについてのブログをメインにアップしていきます!

子育てにおける見守ることの大切さ~でも子育ては頑張りすぎなくても大丈夫~

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皆さんこんにちは✨( ´∀`)ほのぼのおやじんです!!

今回は、子育てにおける見守ることの大切さと、子育ては頑張りすぎなくても大丈夫についてお話していきたいと思います。

 

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①はじめに

はじめに、あわただしく過ぎる日々の中、仕事や家事の合間に子育てを行っている皆様。本当にお疲れ様です。

最近の子育ての中で、こどもの主体性を伸ばすためには子育ての中での見守りの重要性について言われております。

しかし冒頭にもお話ししましたが、あわただしく過ぎる日々の中、見守ることの大切さについて頭ではわかっていても実践できているのか不安だという方が大半だと思います。

また、様々なことを調べて、『私にはできていないのでこどもの成長が・・・』と心配されている方もいらっしゃると思います。

 

今回の私の話を通して、『こんな考えもあるんだな』と気楽に、参考程度に見て頂いてもらえるとありがたいです✨

②過干渉とは

見守ることの大切さについての話の中で『過干渉』についての話もよく出てきます。

こちらでは、『過干渉』についてのお話をしていきます。

まずは、「干渉」についてお話しをします。

日々の子育ての中で、このようなシーンはありませんか?

 

・玩具で遊んでいるときにについつい口出しをしてしまい、説明書通りに遊ばせてしまう。

 

⇒乗り物などのブロックのセットなどでなかなか乗り物を作らないことにもどかしく感じ、こどもの作品を否定したり、こどもに「こうするんだよ」と意見を押し付けてしまう。

※乗り物のブロックのセットを買っても、乗り物でなく「お花」や「おうち」「剣」などばかりだと、『せっかく買ったのになぁ』ってさみしくなってしまいますよね。

そういう時はこどもの横でさりげなく楽しそうに乗り物を作ってみたらいかがでしょうか?見よう見まねで作ってくれるかも(笑)しれませんよ✨

 

・雨降り後の公園の水たまりを見て、泥遊びを始めてしまうとついつい「汚れるからダメ!!」って言ってしまう。

 

⇒こどもに理由を伝える前についつい禁止の言葉が先に出てしまう。

※あわただしい日々の中、更なる家事や育児(きれいな服の準備、着替えの援助、泥汚れの洗濯等)が増えてしまうと、『大変なんだよぉ~』って思うこともありますよね。

そういうときは、こどものやりたい気持ちを聞き、「やりたかったよね」と気持ちに寄り添いながら、できない理由を伝えてみてはいかがでしょうか。

こどもの中で納得が出来たら「わかった!!」って言ってくれるかもしれませんよ✨

 

上記の例のように、日々の子育ての中でついついこどもの行動を制限(干渉)してしまうことはだれしもあることです。

誤解してほしくないことは、干渉=危険ではなく、必要以上の干渉『過干渉』が危険ということです。

のちに述べますが、この文章を読んで一喜一憂しなくて大丈夫ですよ。

 

つぎに、過干渉についての話を行います。

「過干渉」の意味を調べてみると、過干渉とはこどもがやっていることに「必要以上に」干渉してこどもの行動をすべてを管理し「コントロールしようとする」ことです。

大多数の保護者の方は、意図的にこどもの行動をすべて管理しコントロールしよう!!なんてとは思わないはずです。

ただ、「かわいいわが子に失敗させたくない」「かわいいわが子に『正しい』ことを先に教えて将来苦労させたくない」なんて気持ちはあると思います。

また、こどもは大人がお世話を『しないといけない』という気持ちも考えられます。

 

これらの気持ちは決して悪いことではないのですが、「必要以上」の干渉はこどもの主体性を阻害し、自己主張が苦手になってしまう可能性があります。

「こどもの為を思って」が「こどもにとって不必要」になってしまうと悲しくなりますよね。

しかしながら、意図的にこどもの行動をコントロールしよう!!なんて方はほとんどいないと思いますので、日常の「干渉」を「過干渉」だと必要以上に落ち込む必要はありません。

 

③見守ることの大切さ

つぎに、見守ることの大切さについてお話していきたいと思います。

こどもたちはいろいろなことに興味を持ち、行動し経験を通して様々なことを学び「ああそうか!」と納得して少しずつ成長していきます。

大人にとってありふれた何気ない風景も、こどもにとっては刺激的な世界です!!

われわれ大人は子ども時代にさまざまな経験を通してきたので刺激を感じにくくなっているだけです。

大切なわが子だからこそついつい先に答えを教えてしまったり、手を出してしまったりすることはありますよね。

しかしながら、少しこどもたちのことを「信じて」「きっと大丈夫」という前向きな気持ちでこどもたちと向き合ってもらえると、こどもたちは「大好きな大人に見守ってもらえている」という安心感から、こどもたちの自己肯定感が育まれていきます。

また、こどもたちの言葉に、否定をせず、ほめたり、寄り添ってくれる言葉、こどもの言葉にオウム返しでも構いません。

 

例)日常のブロック遊びでのたとえで

 

こども:「ねぇねぇブロックでアイスクリームが出来たよ!!」

おとな:「アイスクリームが出来たの!!おいしそうだね~✨」

こども:「いちごのアイスクリームなんだよ!!」

おとな:「イチゴのアイスクリームなんだ、たべてみたいな」

こども:「いいよ~✨✨」

などなど・・・

 

こどもたちは、自分の気持ちに寄り添ってくれる人が大好きです✨

成功してほめられることはもちろんですが、たとえ失敗しても温かい気持ちで受け入れてもらえる、寄り添ってくれる。

そんな大好きな大人たちに見守られながら、こどもたちは自分から進んで様々なことにチャレンジをしてみよう、挑戦をしてみようという気持ちになっていきます。

見守っている最中に、多少の困難やけがをすることもあるかもしれませんが、こどもたちにとってはそれも学びの一つになるでしょう。

また、こどもたちを見守ることにより、お互いにちょうど良い距離感が出来、こどもたちの探求心や、冒険心が刺激され育つとともに、こどもたちの意思を尊重し、環境を整えてあげるとこで自分で考え行動する力が育っていきます。

 

④見守る、放任、監視の違い

見守る中で、勘違いしがちな「放任」と「監視」についてお話しします。

こどもが何かに集中して取り組んでいるときや、夢中になっているときに、他のことに気を取られて「放任」していませんか?

こどもが集中しているとき、夢中になっているときこそ「まさしく成長しているとき」ですので、こどもが合図を送ったときに

 ・「できた!!」と喜びを共感してもらいたい。すごい!!と認めてもらいたい。

・「わからない」と困っているときにそっとヒントを伝える。

 等のサポートができるといいですね

また、こどもをしっかりと観察し、危険なときにはすぐに手を出せる位置にいることが大切です。

例えば、遊具遊びの中で転落する可能性がある年齢のこどもはすぐそばで見守る必要が出てきます。

また、危険だからと危険なものを完全に排除するのではなく、危険な場所やタイミングなどを知らせていき、理解してもらうことが大切です。

 

では「監視」はどうでしょう?

監視の意味は、警戒して見守ることです。

警戒する=こどもを信頼出来ないということになります。

そうなると、こどもたちの環境は危険物が完全に排除され、また、行動が制限されてこどもたちにとって息苦しい環境になってしまいます。

大人も監視されてしまうと、気になってのびのびと活動できないですよね。

こどもたちのことを「信じて」「きっと大丈夫」という前向きな気持ちでこどもたちと向き合ってみてはいかがでしょうか。

こどもたちは、私たちが考える以上に、「強く生きる力」を持っていますよ。

 

⑤口や手を出さなければならないとき

見守ることが大切なことは説明しましたが、当然口や手を出す必要はあります。

 

ひとつ目は、自分が大けがをしそうな時です。

 これは、各年齢によって配慮が異なってきます。

例えばジャングルジムで遊んでいる1歳児のこどもには、とっさのことに対しすぐに手が出る場所にいないと大けがにつながります。

こどもを信じることは大切ですが過信しすぎないよう注意も必要です。

 

ふたつめは、相手を怪我させそうなときや、社会のルールを破ったときです。

 他人に対してけがをさせそうな場合は、行動をとめさせて、まずは話を聞いてあげてください。その後に、禁止の言葉だけで済ますことは控え、こどもの気持ちに寄り添いながら相手の気持ちを伝えてあげてください。

社会のルールを破った場合も同様です。頭から否定することは避け、こどもの気持ちに寄り添いながら根気よく伝えてあげてください。

 

⑥100点を目指す必要はない

今までの話を見てきて、不安になったり自信を無くした方もいらっしゃるかもしれません。頭ではわかっているけれどできないもどかしさもあるかもしれません。

冒頭にもお話ししましたが、このあわただしい現代、子育てだけでなく、家事や仕事で精いっぱいの時もあります。

そんな時に、見守りが大切だから、こどもの着替えはすべて見守る、こどもがやりたいと言っているから、満足するまでいつまでも付き合うなんてことは到底できないこともあります。

すべてこどもの時間に合わせると、特に平日の朝の時間は時間がいくらあっても足りません。大切なのは「時間がある時に」「心の余裕がある時に」見守ればよいのです。

「頭でわかっていることが大切」なのです。

こどもは私たちが考えている以上に「強く生きる力」を持っています。

忙しいときは「今日は大サービスね!!」なんて言いながら、ちゃっちゃと手伝って大丈夫ですよ

子育てで、100点を目指す必要はありません。

大切なことは、「できるときにできることを」やれば十分なんです。

もうすでにいろいろなことで頑張っているので頑張りすぎる必要はありませんよ。

 

⑦まとめ

今回、見守りについてお話をさせて頂きました。

子育てについて調べていくと、様々なことが書いてあり不安になることもあります。

確かに、子育ての参考書などに書いてあることは大切なことです。

しかし、私が言いたいことは、参考書の通りにできていなくても、自分を責めたり落ち込んだりする必要はありません。だって、こどものことを想っていることには変わりないのですから。

大切なのは大人が笑顔でいること。

大好きな大人が笑顔でいることは、こどもにとって最高の環境です✨✨

子育てを頑張りすぎず、たまに手を抜き誰かに甘え、子育てを行っていただけたらと思います。

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ただどんなに気を付けても、どうしても笑顔になれないときもあります。そのようなときは遠慮なく保育園に相談してもらって大丈夫ですよ。

 

今回は子育てにおける見守りについてお話しさせていただきました。

 

最後までありがとうございました(*´∀`*)✨