みなさんこんにちは(´▽`*)
ほのぼのおやじんです。
みなさんノロウイルス(感染性胃腸炎)について、どれぐらいご存知ですか?
ノロウイルスは秋から春先にかけて流行し、感染力が強く特にお年寄りやこどもが感染すると重篤化することがあります。
今回は、ノロウイルスについて、感染経路や症状、汚染物の処理方法や家庭での予防法について紹介をいたします。
ノロウイルス(感染性胃腸炎)とは
ノロウイルスは、乳幼児期から高齢者にいたる幅広い年齢層の急性胃腸炎の病原ウイルスで、特に秋から春先(11月~2月)にかけて流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛、微熱などを起こします。
感染力が非常に強く、感染者の吐物や糞便中に含まれる数百万~数億個のうち、わずか10~100個程度で感染すると言われていますので、不十分な汚染物処理で容易に集団感染を引き起こしてしまいます。
特に子どもや高齢者は重篤化することがありますので特にご注意ください。
ノロウイルスにはワクチンや特効薬がなく、何度でも感染してしまいます。
手洗いや消毒などの予防対策を徹底することが感染症予防に有効です。
ノロウイルスの感染経路
接触感染
・感染した家族の吐いたものや便に触れて、その手や指についたウイルスが口から入って感染
・感染した家族の手や指に付いたウイルスがドアノブなどにつき、それに触れた手からウイルスが口に入って感染
飛沫感染
・感染した家族の吐いたものや下痢便が飛び散ることで、ノロウイルスを含んだ小さな水滴が口に入って感染
塵埃感染
・嘔吐物の処理が不十分で、それが乾いて塵や埃になり空気中を舞って、ウイルスを吸い込み感染
食品からの感染
・感染した人が調理などをして汚染された食品を食べて感染
・ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝などを食べて感染
過去のノロウイルス食中毒の事例では、約7割で原因食品が特定できていませんが、ウイルスに感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたことが原因となっているケースも多いと考えられています。
食品が特定されている中で多い原因としては、ノロウイルスに汚染された『シジミ』『アサリ』『カキ』などの二枚貝があります。ノロウイルスに汚染された二枚貝を、生や加熱不足のまま食べることで食中毒が発生しています。
ノロウイルスの症状
感染した場合、約24~48時間で吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱などの症状が出てきます。
通常、これらの症状が1~2日間続いた後に治癒し、後遺症もありません。
また、健康で体力のある方は、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
ただし、子どもやお年寄りなどでは重症化することがありますので、特にご注意ください。
感染後、おう吐・下痢等の症状が治まった後も、ウイルスは 1 ヶ月程度、糞便中に排泄されていることがあるので、流行時には糞便やおむつの扱いには特に注意が必要です。
家庭でノロウイルスに汚染された汚染物の処理・消毒方法
万が一、家庭でノロウイルスに感染した人が出た場合は、嘔吐物や便でノロウイルスに汚染されますので、むやみに触ったり近くに寄ったりすると感染の危険性があります。
感染の拡大を防ぐために、以下の手順に従って、注意しながら速やかに処理を行いましょう。
・使い捨てのビニール手袋(2重)
・マスク
・使い捨てエプロン(あれば)
・使い捨て足カバー(あれば)
・使い捨てキャップ(あれば)
・密閉できるゴミ袋(2重)
・0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液
・ペーパータオル又は新聞紙
・使い捨て用の雑巾やタオルなど
1:使い捨てのビニール手袋(2重)とマスク、使い捨てエプロン、使い捨て足カバー、使い捨てキャップを身に着け、密閉できるゴミ袋(2重)、0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液を用意する
2:汚染物をペーパータオルなどで『外側から静かに包み込む』ように拭き取り、ゴミ袋(2重)に入れ、0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液かけてゴミ袋の口をしばる
3:汚染されている場所から半径2mまで、ペーパータオルや、新聞紙などを敷き、0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液をかけ10分間置く
※目に見えない飛び散った嘔吐物や便などによる感染を防ぐために、汚染されている場所から半径2m程度の消毒を行います
4:敷いているペーパータオルや新聞紙を集め別のごみ袋(2重)に入れ0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液かけてゴミ袋の口をしばる
5:汚染されている場所を使い捨ての雑巾又はタオルで水拭きをする
6:汚染されている場所に触れないように、汚染の高い順番から外し、ごみ袋(2重)に入れ0.1%次亜塩素酸ナトリウム希釈液かけてゴミ袋の口をしばる。
【外す順番】
①使い捨て足カバー
②使い捨て手袋
③使い捨てエプロン
④マスク
⑤使い捨てキャップ
※使い捨て足カバーを使用していない場合で、靴下やスリッパなどを履いている場合は、汚染範囲を広げてしまう可能性がありますので、靴下やスリッパを脱いで移動してください。
7:手洗い2回、うがいを行う
ノロウイルスは感染力が非常に強く、感染者の吐物や糞便中に含まれる数百万~数億個のうち、わずか10~100個程度で感染すると言われています。
また、乾燥させてしまうと、ウイルスが塵や埃になって塵埃感染してしまいます。
ノロウイルスの怖いところはワクチンや特効薬はなく、何度でも感染してしまうことです。
完全防護の体制で迅速に対応しましょう。
この時換気もお忘れなく!
次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作り方
ノロウイルスには、アルコール消毒では効果がありません。
ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウム希釈液(ハイターうすめ液など)で消毒します。
ここでは、ご家庭で準備できるハイターなどの台所用漂白剤を使用した次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作り方をご紹介します。
・500mlペットボトル(キャップも使用)
・キッチンハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム(原液濃度に注意)
家庭用のキッチンハイターの原液の濃度は約5~6%なので、ペットボトルで水に薄めて消毒液を作ります。
※ペットボトルキャップ1杯で約5mlです。
吐物や糞便などの消毒に使用する、0.1%希釈液の作り方
・500㎖の水にキャップ2杯のハイターを溶かす
ドアノブやおもちゃなど身の回りの物の消毒に使用する0.02%希釈液の作り方
・500㎖の水にキャップ半分のハイターを溶かす
【原液濃度1%、6%商品の希釈液の作り方】
※原液濃度1%(ミルトンやミルクポンなど)
キャップ10杯(0.1%希釈液)キャップ5杯(0.02%希釈液)
※原液濃度6%(ピューラックスやアサヒラックスなど)
キャップ1.8杯(0.1%希釈液)キャップ0.3杯(0.02%希釈液)
次亜塩素酸ナトリウム希釈液は時間とともに効果が落ちてしまいます
効果は数時間から1日程度
作り置きができませんので、その都度作って使い切ることが大切です
因みに我が家ではスリーフという除菌スプレーを愛用しています。
これならハイターなどで作った消毒液と違って、手で触っても害がないので、こどもが遊ぶおもちゃにも安心して使えます。
この除菌スプレーを外出時にも携帯して、こどもの触るものを拭いたり、手の除菌にも使うようになってからは、どこで移ったか分からないようなウイルス性の病気や風邪にかかりにくくなりました。
除菌力が高くて安全なうえに用途が豊富なので、1年中使えるところも気に入っています。
また加湿器に使って空間除菌もできるのもポイントが高いです。
家庭でのその他の対策
ノロウイルスはとても感染力の強いウイルスです。
ノロウイルスの排出期間中にお風呂のお湯からノロウイルスの感染が起きたという事例もよくあります。
感染している人はシャワーで済ませたり、寒い時期は湯船に漬かりたいでしょうから順番を最後にして入浴しましょう。
また
・家族それぞれの手洗いやうがいの徹底
・同じタオルを使わない
・トイレはふたを閉めてから流す
などの対策を家族で協力し合って、ウイルスの二次感染予防に努めましょう。
まとめ
ノロウイルスは感染力が高く、何度でも感染してしまう怖いウイルスですが、正しい知識と予防方法を身に着けておけば対応できます。
とっさの時に慌てないように、使い捨ての手袋やエプロン、足カバーなどを準備しておき、嘔吐物処理セットとしてまとめておくと安心です。
家庭内感染予防には家族全員で協力して対策することが大切なポイントです。
毎日を安全に、楽しく過ごしていきましょう(´▽`*)
手洗いのブログもありますのでそちらもどうぞ!!
最後にもう一度、スリーフ除菌スプレーの紹介をします
スリーフ除菌スプレーは
・ハイターうすめ液などと違い、手に害がない
・こどもの玩具などの消毒用、0.02%希釈液を都度作る必要がない
・持ち運び出来ていつでも除菌
・加湿器に使用して空間除菌ができる
・有効期限2年と長期使用が可能
など、こどもにもペットにも優しく、便利な商品です。
こどもが普段口にしてしまうおもちゃも、スリーフで除菌だと安心ですね。
ぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)